ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

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このブログ内の文章や写真に興味を持って引用/転載してくださる場合は、出典として明記してください。ネットの場合はリンクを張ったりトラックバック機能を使ってください。そして、そんな名誉なことがあれば、KIKIはぜひ知りたいので、ご連絡ください。

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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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カテゴリ:現代旧東ドイツを知ろう( 13 )

バルバドスかビッターフェルトか?

ベルリンに住んでる人は耳にした、もしくは目にしたことがあるかもしれないです。
ベルリンのFM局、キスFMが、最近面白いゲームをやっています。

その名も、「バルバドスかビッターフェルトか?」
a0104785_22245671.jpg
写真はKissFMのホームページwww.kissfm.deより。

朝7時7分に、あらかじめ応募しておいたリスナーのうち、当選者にDJから電話がかかってきます。ちゃんと起きてて電話に出た(朝7時って、私はまだ寝てます^^;)当選者には運命の選択が待ち構えています。封筒の中には、カリブ海のリゾート地バルバドス島に行くチケット、もしくはビッターフェルトに行くチケットが入っているのです。当選者に旅行が当たるというのはよくあることですが、行き先に当たりハズレがあるというのは珍しいし、なにより、ビッターフェルトですよ、ビッターフェルト!

ビッターフェルト、(日本語ではビターフェルトと書くみたいですけど、ドイツ語の発音は明らかに「ビッター」です。英語じゃないからね^^)はザクセン=アンハルト州の街で、ルターの街ヴィッテンベルクと、ハレの間あたりにあります。なぜそこに行くのが罰ゲームになりうるかというと、それはもう、イメージの問題。
ビッターフェルトあたりというのは、DDR時代に化学工業地帯として有名で、ビッターフェルトが化学工業地帯の同意語のように使われていました。今でもビッターフェルトといえば、工場とか、大気汚染とか、そういう、イメージが残っているわけです。キラキラした南のリゾート地の反対のイメージとといえばそうかもしれないですね。
「ビッターフェルト=罰ゲーム」というのが成り立つのは、このFM局がベルリンにあって、リスナーの多くがベルリンやその周辺の人達だからでしょう。違う地域だったら「え?ビッターフェルトってどこ?」ってことになるだろうし、ビッターフェルトの近くのFM局だったら、近隣の町を罰ゲームの行き先にするなんて失礼すぎてできないでしょう(笑)。ビッターフェルトだった場合には「ビーッターフェールト!」ってなって、いかにもガーーンな効果音が流れるんです。ビッターフェルトの観光局あたりが抗議してもおかしくないですね。

私はKissFMのリスナーというほどでもないし、朝7時にスタンバイしている気合など無いのですが、ビッターフェルトに招待してくださるなら、ぜひ!って思います。行きたいですよ、普通に。コンビナートに萌えてしまう人だったら、ビッターフェルトは全然罰ゲームじゃないです。多分、ステキな廃墟とかもありますよ。そのうち行きたいですね。

それにしても、ベルリンは寒いです。んー、やっぱりバルバドス島の方がいいな・・・。

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by KIKI-Brandenburg | 2010-01-13 23:46 | 現代旧東ドイツを知ろう

オスタルギー

随分ご無沙汰してしまいました。

夏学期のゼミの論文(A4で20枚!)がようやく完成だー、と思いきや、娘が風邪をひき、私もバッチリうつされました。こんなひどい風邪はベルリンに来て以来初めてだと思います。今週から大学も始まり、やることもいろいろあるんだけどな、ゲホゲホ・・・。

さて余談はそのくらいにしておいて、今回のテーマは「オスタルギー」です。
実は、オスタルギーについて考える機会を与えられて、ちょっと前から頭の隅っこに引っかかっているんです。そういえば、ブログで触れたことがなかったので、ここで取り上げてみましょう。

説明しよう!オスタルギーとは。
オスト(東)とノスタルギー(郷愁)を掛けた言葉です。オストとは、DDRのことです。なので、「DDRに対する郷愁」という意味になります。

オスタルギーなんて、誰が言い出したのか知りませんけれど、上手い造語だと思います。日本だったら流行語大賞でも取ってそう。
そんなキャッチーな言葉なので、どうも、乱用されているきらいがあります。元の意味から離れたものまでオスタルギーとひとくくりにしているのでは?という気がします。詳しく知りたい方はドイツ語のウィキペディアあたりを参照してください。

ちなみに、日本語のウィキペディアのオスタルギーに関するリンクは問題だと思います。誰もが好きなように書けるとはいえ、辞典と呼べるレベルではありません。内容も明らかな間違いが含まれています。私はウィキの編集をしたことが無いし、そんな精神的な余裕も今は無いので(^^;)、もしできる方がいらっしゃったら、もうちょっとまともな内容にしていただけるとありがたいです。

私は概念としてオスタルギーという言葉を使うのであれば、本来の意味である「DDRへの郷愁」という点から離れるべきではないと思います。よくある混同としてのオスタルギーは、私に言わせれば「DDRの商業化」です。
観光客をターゲットしたDDRグッスは、商品に過ぎません。売れればいい。それが利潤を生み出せさえすれば、誰が作ろうが、誰が買おうが、そんなことは問われません。そういうものを売ったり買ったりするのが、DDRとは直接関わりのなかった人達である場合も多いでしょう。

DDRを経験しなかった人達はDDRに対して「郷愁」を抱く事はできません。彼らを駆り立てるもの(笑)は、DDRに対する興味、もの珍しさ、憧れ、共感、同情(?)とか、そのあたりの感情でしょう。それはそれでいいんですよ、なんせ、私もその類ですから(^^)。

ここまで考えれば分かると思うんですけれど、厳密な意味でのオスタルギーを抱く事ができるのは元DDR国民か、DDRと関わりを持っていた人達だけです。そういう人達が、「ああ、DDRはこうだったな、懐かしいな」と、あくまでもノスタルジックに昔を思い起こしてキュンとなること、その場合にDDRを肯定的にとらえること、そういうのがオスタルギーです。

ゾヤ君に言わせれば、オスタルギーは単なる流行にすぎなくて、今になってオスタルギー云々は言わないみたいです。一時期、メディアがオスタルギーと称してDDRを面白おかしくとりあげたりすることはあったけれど、それももう過ぎたことだと。

私は、厳密な意味でのオスタルギーという言葉を使う場合、それは必ずしも物に還元できるものではないと思います。

DDRがぴんと来ない人なら、昭和を例に考えてみるといいと思います。
昭和と言っても長いですよね。
昭和を懐かしむという場合、何が思い浮かぶでしょう?
私だったら、自分の子供時代と結びつくもの。
そうでないとしたら、「レトロ」なもの、ファッションとしてかわいいものとかです。でもその場合は、懐かしむと言う感覚ではないですよね、だって、自分は経験していない時代のことなんだから。

オスタルギーも同じようなものだと思います。
懐かしむ時代が40年のうちのどのあたりなのか、というのは人によって違うし、何をきっかけに懐かしむのか、というのも違うはずです。アンペルマンで郷愁に浸る旧DDR国民がいないわけではないでしょうが、今になって商業ベースで浸透しているアンペルマンで、ウェットな感覚というのはあまり出てこないんじゃないかな。
それよりは、当時の歌だとか、ファッションとか、もっと言えば、匂いとか、音とか、そういったもののほうが「うわー、懐かしい!」という気持ちになると思うんですよね。・・・私の感覚では、ですよ、あくまでも。

とはいえ、そんな超個人的な思い出を再現するのは難しいので、オスタルギーといいつつ、DDRの大衆文化の再現や日常生活品を入手することを意味している場合もあると思います。そして、それが商魂たくましい人達によってビジネス化されている。現実はそんなところなんじゃないかな。

ゲホゲホ、なんだか取り留めなくダラダラと書いてしまいましたが、もっと詳しい方いらっしゃったらご指摘よろしく。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-10-25 06:05 | 現代旧東ドイツを知ろう

選挙の予想

アレコレやっているうちに更新が遅れました。

今度の日曜日はついに選挙です。
国の選挙だけでなく、ブランデンブルク州とシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の選挙もあって、選挙権のない私でもなんだか楽しみです。

ブランデンブルク州に関して言えば、どうやら、波乱というようなことは起きなさそうです。
17日の世論調査によると、

SPD 34%
Linke 28%
CDU 21%
FDP 7%
Grüne 4%


だそう。過去の調査結果を見ても、あんまり変化がないです。

なんか、つまんないな。

相変わらず左でいいけれど、あまりにもそのまま過ぎやしない?
もしCDUがボロ勝ちしたりしたら、私は激しくショックを受けるだろうけれど、SPDがトップっていうのが、ブランデンブルク州のわりに(?)ちゃんとしすぎてる気がしないでもない。Linkeがめちゃくちゃ強かったら、「おぉ、なんて分かりやすい旧東ドイツなんだ」というような感動があると思うんですけれどね。

SPDが勝つことはすでに想定されていて、問題は連立を組む相手です。
今までSPDはCDUと連立を組んでいたんだけれど、Linkeと組むことも十分考えられます。
ただ、CDUはCDU過ぎだし、LinkeはLinke過ぎだし、という感じで、SPDとは政策の面で一致しないところがそれぞれにあるので、SPDがどこで折り合いを付けるのかというのが注目です。
さ、日曜日が楽しみだな。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-09-24 05:16 | 現代旧東ドイツを知ろう

州選挙の結果

日本で民主党が大勝した30日、ドイツではザクセン州、チューリンゲン州、ザールラント州で州レベルの選挙がありました。
独断と偏見で、この選挙についてサクッとまとめておきます。
いいですか、独断と偏見ですからね。
私の政治志向を考慮したうえで読んでください。

まず、ドイツの政党ですが、キリスト教民主同盟(CDU)を自民党、SPD(えー、日本語訳を忘れました、前の政権を取っていた党です)を民主党だと思うと親近感が沸くかもしれないですね。この2つが大きくて、あとはエコな緑の党(Grüne)、ネオリベラルなFDP、旧東ドイツとはつながりの深い左翼党(Linke)が連立を組むパートナーとして定着しています。
他にもローカルな政党もあるのですが、今回選挙があった州では、影響力はあまりありません。それより気になるのは極右政党のNPDです。

話を元に戻して、今回の選挙の結果。
%の後の数字は議席数、()内は議席数の変化です。

まず、ザクセン州。

CDU 40.2% 58 (+3)
Linke 20.6% 29 (-2)
SPD 10.4% 14 (+1)
FDP 10% 14 (+7)
Grüne 6.4% 9 (+3)
NPD 5.6% 8 (-4)

相変わらずCDUが強いです。今の知事、そう、あのソルブ人のおじさん(「ザクセン州の新しい知事」)もCDUです。
CDUが幅を利かせているのはまぁ、仕方ないとして(?)今回よかったのは極右のNPDが弱くなったことです。事実上のネオナチなので、非合法化したくてうずうずしている人は山ほどいるのですが、なんだかんだ言ってまだオフィシャルに活動をし、議席まで取ってしまう、タチの悪い極右政党。旧東ドイツでは「一番マトモ」なはずのザクセン州でそんなのが議席を取っているというのは本当にヤバイと思うんですが、4議席減ったという事で、ヨシとしておきましょう。・・・それでも緑の党並っていうのは、どうかと思う。NPDが緑の党並に強いのか、緑の党がNPD並に弱いのか。うむ。

チューリンゲン州はもうちょっとマトモな(あくまでも個人的な視点)結果でした。

CDU 31.2% 30 (-15)
Linke 27.4% 27 (-1)
SPD 18.5% 18 (+3)
FDP 7.6% 7 (+7)
Grüne 6.2% 6 (+6)
NPD 4.3%

一応CDUが一番とはいえ、議席を15も減らしたというのは自民党並の敗北かもしれません。この結果を受けて、CDUで知事のAlthaus氏は辞任。
LinkeとSPDがしっかりしていて、緑の党は躍進し、NPDは議席なしっ。(5%に満たないと議席はゼロというルールがあるから)
なかなかいいぞ、チューリンゲン州!


今回一番「えぇっ!」だったのは実はザールラント州です。
西ドイツの小さい州なんですけれど、そこで左翼党(Linke)が議席を今までのゼロからいきなり11も増やす大勝をしたのです。左翼党というのは、DDRの独裁政党が前身な党で、旧東ドイツでは強いんですが、旧西ドイツでは存在感の薄い政党です。それが、西も西、西の隅っこのザールラントで大勝。ひとえに党首のラフォンテーヌ氏がザールラント州の出身だから、ということらしいんですけれど、これは意外でした。

ちなみに、国レベルの選挙が行われる9月27日に、ブランデンブルク州の州レベルの選挙もあります。楽しみといえば、楽しみだけれど、ブランデンブルク州の場合、多分また、ベタに左ですよ、ふっふっふ。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-09-06 06:07 | 現代旧東ドイツを知ろう

ヴァーレン(Waren)(2)

さて、ヴァーレンの続きです。(場所などについては前回を参照。)
保養地として定着しているヴァーレンにはきれいな町並みもありました。歩行者天国になっているところもあって、ふらふらと散歩するにはいい感じです。
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通りは石畳のところが多く・・・ってことはベビーカーで行くとゴトゴトしてあんまりよくないんですけれど、普通に歩くには趣があっていいですね。
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これは街の中心の広場。旧東ドイツの小さい街にしては結構な賑わいです。
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広場からちょっと行くと湖に出ます。私は自然な砂浜のある湖を想像していたんですけれど、もっと本格的というか、港という感じです。小型のフェリーがたくさん止まっていて、遊覧船も行き来しています。一見海辺のようです。
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湖の周りにはレストランやカフェがあって、この日もかなりの人出でした。
ベルリンを出るのが遅れた&赤ちゃん連れということで、今回はそんなにゆっくりしている時間がなかったんですけれど、ベルリン・ブランデンブルクチケットでメクレンブルク=フォアポンメルンのこんな街に来てしまうのもいいな、と思いました。
ヴァーレンはミューリッツ湖の湖畔といっても、完全に開けた湖のほとりではなく、湖の奥まったところにあるんです(って、言ってること分かるかしら?)。Binnenmüritzと言うんですけれど、ミューリッツ湖の北の先っちょ(?)に面して、そこからもう少し行くと本格的な(??)ミューリッツ湖です。ちなみに、ミューリッツ湖と反対の側にはTiefwarenseeという湖があります。
ミューリッツ湖の東側にはミューリッツ国立公園、ヴァーレンからもう少しいったところには自然公園が2つあるので、機会があればハイキングにでもいくのもいいかもしれません。(あ、せっかく国立公園の話がでてきたので、かつての力作、「国立公園ウンテレス・オーダータールシリーズ」にリンクを張っておこう^^。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-05-19 22:39 | 現代旧東ドイツを知ろう

ヴァーレン(Waren)(1)

ちょっと前にメクレンブルク=フォアポンメルン州(以下MV州と省略)のヴァーレン(Waren)という街に行ってきました。
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地図はhttp://www.mecklenburg-vorpommern.euより拝借。
MV州は、ブランデンブルク州の北にある、バルト海に面した州です。(詳しくは本の第1章参照)。MPの南部、ブランデンブルク州に近いところに、ミューリッツ(Müritz)というドイツで2番目に大きい湖があります。1番大きいのは南ドイツにあるボーデン湖ですが、この湖は国境を隔てているわけで、完全にドイツ国内にある湖としてはミューリッツ湖が一番大きいそうです。この湖がある周辺というのはMecklenburgischen Seenplatte(「メクレンブルク湖水地方」とでもしておきましょう)と言われていて、大小たくさんの湖がある、ちょっとしたリゾート地で、ヴァーレンはミューリッツ湖の北にある街です。
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地図はhttp://www.waren-tourismus.deより拝借。
今回、ゾヤ君と娘と3人で電車でヴァーレンに行ったんですけれど、なぜまたそんなところに行ったかというと、ヴァーレンはMV州にありながら、ベルリン・ブランデンブルクチケットで行けるところなんですね^^。
実は、このチケットで別のところに行く予定だったんですけれど、ベルリン中央駅で電車を逃すという痛恨の失態をしでかしてしまい、ヤケッパチで乗れる電車に乗り、「そういえば、ヴァーレンってまだこのチケットだけでいけるんじゃなかったっけ?」と思い立ち、車掌さんに聞いたらそうだというので、じゃ、ヴァーレンに決まり!ということになったんです。
ヴァーレンに行こうと言い出したのはゾヤ君で、私はヴァーレンについては予備知識ゼロだったんですけれど、かの有名な(?)ミューリッツ湖周辺にまだ行った事がなかったことと、名前が面白いという、どうでもいい理由で興味をそそられました。
ヴァーレン、Waren・・・sein(英語だとbe)の過去形のwarenか、「物」Wareの複数形か。ヘンな名前の街だなーと。Wir waren in Waren.(私たちはヴァーレンにいました)って、つい思い浮かんでしまうけれど、後で調べてみたら、ヴァーレンのホームページにもでかでかとWAREN SIE SCHON IN WAREN?って書いてありました(笑)。

さて、説明が長くなってしまったので、続きは次回。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-05-14 05:32 | 現代旧東ドイツを知ろう

ドレスデン空爆とバレンタイン

日本はもう2月13日になっていますね。
2月13日といえば・・・バレンタイン・イブといえなくもないですけれど、ドイツ、特に旧東ドイツではもっとシリアスな記念日です。1945年2月13日から14日にかけて、ドレスデンは大規模な空爆を受け、2万5000人~3万5000人が犠牲になったといわれています。
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ドレスデンの観光スポットとしても有名な聖母教会。空爆で破壊されたあと、DDR時代は瓦礫のままだったのが、2005年になって再建されました。この教会がクリーム色と黒の継ぎはぎになっているのは、かつて使われていた(黒っぽい)石を、どこに使われていたかも調べて再建時に利用したからです。

先日、ドレスデンの空爆に詳しい方とお話しする機会があり、「そういえば、もうすぐ空爆の日だな」と気付きました。その人(ご本人の意向に沿って「nyanagiさん」というニックネームでいきましょう^^)の論文が今手元にあります。ドレスデンの空襲認識について書かれたもので、すごくキレイな論文です。学問的なのに一読して分かる。「日本語がお上手ですね」なんて、日本人の研究者に言うセリフではないんでしょうけれど、つい、そう言いたくなるような論文でした。

肝心の内容はというと、ドレスデン空爆とその被害というのが、歴史的・政治的にどのように解釈されてきたか、なぜ聖母教会が「和解」の象徴になりえたのか、など。空爆被害を受けた都市はドレスデン以外にもあるのに、ドレスデンがクローズアップされているのは、原爆の影で通常兵器による戦争被害、例えば8~10万の犠牲者を出したとされる東京大空襲が日本の集合的記憶から抜け落ちているのと通じるところがあって興味深いです。また、第二次世界大戦において、加害者としてのポジションが確立しているドイツが、被害者としての立場に目を向けるというのは、ともすればネオナチに「ドレスデン空爆は連合国によるホロコースト」という主張を許してしまう。
nyanagiさんの論文は『季刊 戦争責任研究』第59号(2008)に載っているので、興味のある人はどうぞ。

ちなみに、著書の中でドレスデンが無防備都市宣言をしていたにも関わらず空爆されたということをチラッと書いたんですけれど、これは間違いのようです。以前に歴史に詳しい方からご指摘があって、nyanagiさんにも聞いてみたのですが、無防備(schutzlos)であるのと、オフィシャルに無防備宣言をしている街(offene Stadt)というのは別物だそう。

さて、いきなり話をもどすと、2月13日は日本だったらバレンタインの前日で、チョコをあげる/もらうで悶々としている人も多いと思うんですけれど、ドイツではバレンタインって全然存在感がありません。ここ数年でちょっと目立ってきたような気もするんですけどね。
ドイツ人は日本人ほどイベント好きじゃないし、商魂もたくましくないからバレンタインが盛り上がらないんだろうと思っていたんですけれど、ひょっとして、このドレスデンの空爆の記念日と重なっていることと関係あったりして?なんて気がしました。・・・もし原爆記念日とバレンタインが被ったら、チョコだの本命だの義理だの、そういうのやりませんよね(^^;)。

ちなみに、ゾヤ君に「2月13日は何の日か知ってる?」って聞いたら「ドレスデンの空爆の日でしょ」と当然のごとく言われました。「私はバレンタインの前日だと思ってたんだけど」って言ったら、「バレンタインなんてそんなくだらないのはDDRにはなかったし、西ドイツにもなかった。今になってそんなのが流行りだしただけだよ」とバッサリ斬られました。
ま、ドイツ人は日ごろから日本人よりたくさんチョコ食べてますからね。
去年のバレンタインに、ゾヤ君に高いチョコを買ってプレゼントしたんですけれど、ぜーんぜんありがたがってもらえなかったので、今年のバレンタインはスルーします。バレンタインがうっとうしい人はドレスデンを言い訳にするってのも手ですね!「やっぱ、ドレスデンが空爆された日にチョコなんて節操がないから・・・」とか。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-02-13 06:01 | 現代旧東ドイツを知ろう

壁があるほうがいい?

ネットで新聞を読んでいて面白い記事を見つけました。タイトルは

「頭の中の壁―世論調査:ブランデンブルク州とベルリンの9人に1人は壁を望んでいる」

ここで壁というのはもちろんベルリンの壁のことです。短い記事なので、全文載せます。

Mauer in den Köpfen
Umfrage: Jeder Neunte in Brandenburg und Berlin will die Mauer wieder


Berlin - Nach einer von der Freien Universität (FU) beauftragten Umfrage unter 2000 Berlinern und Brandenburgern will noch immer jeder Neunte die Mauer wiederhaben. Der Aussage "Es wäre besser, wenn die Mauer noch stünde" stimmten in Westberlin elf Prozent und in Ostberlin zwölf Prozent der Befragten zu, berichtete FU-Politologe Oskar Niedermayer heute in Berlin. Im Brandenburger Speckgürtel antworteten neun Prozent der Interviewten mit Zustimmung. An den äußeren Rändern Brandenburgs waren sogar 14 Prozent der Befragten der Meinung, mit der Mauer ließe es sich besser leben. Die FORSA-Umfrage wurde Ende März und Anfang April durchgeführt. dpa
(Märkische Allgemeine より)

<概訳>
ベルリン自由大学がベルリンとブランデンブルク州の2000人を対象に行った世論調査によると、9人に1人がベルリンの壁があったほうがいいと思っている。
西ベルリンでは11%、東ベルリンでは12%、ベルリン郊外のブランデンブルク州では9%、ブランデンブルク州の隅っこの地域では14%の人が「ベルリンの壁があったほうがいい」と答えた。

ふむ・・・。9人に1人というのは多いのか、少ないのか?
私は正直言って驚かなかったんですけれど、多いといえば多いかな。
まぁ、「ベルリンとブランデンブルク州の人」と言っても、どんな背景の人なのかっていうのがポイントですしね。誰が「ブランデンブルク州人」なのか、「ブランデンブルク州人」は「元DDR国民」なのか?というのがなかなか難しい質問であるというのは本でも述べている通りです。

ベルリンの壁というのは単純にあのコンクリートの塊ではなく、DDRという国やDDR時代の社会システムのことを指しているわけで、「元DDR国民」に限っていえば、「DDRの頃のような生活を再びしたい」と思っていると考えていいでしょう。
このブログでも何度か触れているのですが、DDRって確かにきな臭いところはあったけれど、それなりにいいところもあったわけです。失業の心配もなかったし(「計画経済と労働の権利」)、豊かとはいえないとしても安定した生活が保証されていたというのは、今から考えるとスゴイことです。特に、壁崩壊後にガタガタっと生活の基盤を崩されてしまった「元DDR国民」にとっては、「あのころ」を取り戻したいという思いはあってもおかしくないと思うんですね。

DDRの末期の経済・社会状況を考えると、ベルリンの壁が21世紀の現在まで存在するっていうのはありえない話ですけれど、東西ドイツ統一といいつつ完全な「吸収合併」をされて、ここまでボコボコにされるとは、「元DDR国民」のみなさん、思ってなかっただろうしなぁ(^^;)。9人に1人くらい、ヤケッパチになってもおかしくないんじゃないでしょうかね。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-07-11 07:30 | 現代旧東ドイツを知ろう

ザクセン州の新しい知事

先月末、ブランデンブルク州の南のお隣さん、ザクセン州で新しい知事が決まりました。
ザクセン州では、ちょっと前に知事が銀行がらみのスキャンダルを起して辞任することになり、その後継者としてCDUのStanislaw Tillich(スタニスラフ・ティリッヒ)(49)が選ばれました。こんな人↓
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なんだ、またCDU(キリスト教民主同盟)か、またおじさんか(笑)とスルーすることなかれ!この人、ちょっと面白い背景の持ち主です。

まず、ソルブ人です。本の第6章ではブランデンブルク州のソルブ人について書きましたが、ザクセン州の北東部、ドレスデンの北あたりのオーバーラオズィッツ(Oberlausitz)にもソルブ人がいて、彼はその地域の出身。ソルブ人のギムナジウムを出て、ソルブ語だけでなく、ポーランド語とチェコ語も堪能だそうです。オーバーラオズィッツのソルブ語はもともとチェコ語に近いようなので、チェコ語がバッチリなのはそのせいかもしれませんが、ポーランド語ができるのはお父さんがポーランド人だからかもしれません。彼の父親は第二次世界大戦中に強制労働でつれてこられたポーランド人だそうです。

ソルブ人が知事になるのはもちろん初めてのことですが、そもそも、ドイツ東西統一後に、ザクセン州出身の人が州知事になるのも初めて。ティリッヒ氏が知事になったことで、これでようやく旧東ドイツの州の州知事全員が「地元出身の人」になりました。

CDU内でトップが替わっただけなのが私としては面白くないのですが、対立候補は極右のNPDのボスだったそうだから、圧勝するのは当たり前ですね。ちなみに、ティリッヒ氏は熱心なカトリック教徒だそうです。このへんの宗教色の強さというのがブランデンブルク州にはないかも。・・・なくていいと思いますけど。

政治家としてのキャリアはかなりある人で、前知事の時は環境・農業大臣や財務大臣も勤めています。
ザクセン州全体の知事なわけで、ソルブ人だからどう、ということをするわけにもいかないのかもしれませんが、少数民族のソルブ人が政治の表舞台で活躍するというのはなかなか面白い話だし、今後の東欧諸国との関係にとってもポジティブな効果があるかもしれません。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-06-03 19:05 | 現代旧東ドイツを知ろう

「ザクセン=アンハルト州にはもっとあります」

ベルリンに住んでいる人なら、最近、おもしろい広告を目にしているでしょう。駅とか、道路にどーんと張ってあって、私の心をググッとつかんだその広告とは!

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あぁ、またやってくれたよ、
ザクセン=アンハルト州\(^0^)/

ブランデンブルク州の西にあるザクセン=アンハルト州といえば、以前に「私たちは早起きです」というキャッチフレーズで私のハートをわしづかみにしたわけですが(詳しくはここ)、その早起きなザクセン=アンハルト州が、最近、ベルリンで上のような写真のキャンペーンをしています。

写真がちっちゃいので、ちょっと説明するとですね・・・
真ん中に写っているのは、ピラミッドです。その上に書いてあるのは

Mehr davon gibt´s in Sachsen-Anhalt.
(ザクセン=アンハルト州にはもっとあります)

え?でも、その下に書いてあるのを読むとムフフッとわかります。

3 UNESCO-Welterbestätten im Umkreis von 18 km.
(18キロの範囲にユネスコの世界遺産が3つ)

わかった?わかった!
ピラミッドは、世界遺産を意味していて、「ザクセン=アンハルト州には、ピラミッドと同じくらい価値がある世界遺産が、18キロの範囲に3つもあるんですよ、だから、みんな来てね☆」ということです。

すごいぞ、ザクセン=アンハルト州!

世界遺産があることより、なにより、この自信。スバラシイじゃないか。ここまで堂々と手前味噌やると、むしろ爽やかだね。

ちなみに、その3つの世界遺産とは・・・

・ヴィッテンベルクとアイスレーベンにあるルター記念建造物群
(Die Lutherstätten Wittenberg und Eisleben)
・デッサウにあるバウハウス
(Das Bauhaus in Dessau)
・デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
(Das Gartenreich Dessau Wörlitz)

そして、ザクセン=アンハルト州の自己愛はまだまだ続きます。ポスターの下には
「そこから100キロ行くと、4つ目の世界遺産、クヴェドリンブルクもあります」というオマケも忘れていません。
クヴェドリンブルク(Quedlinburg)は、以前取り上げたハーツ地方の入り口にあるきれいな街で、ザクセン=アンハルト州の世界遺産というと、私はまずこの街が浮かびます。

このポスターにはピラミッドのほかに、タージマハルと、万里の長城のバージョンもあって・・・ぎゃはは、あぁ、素敵だよ、ザクセン=アンハルト州。
すごいやつになると、タージマハルの上に「Mehr davon」、ピラミッドの上に「gibt´s in」、万里の長城の上に「Sachsen-Anhalt」と書かれていて、その3つ立て続けにならんでいます。
写真撮ろうとおもったんですけれど、せっかくですから、ザクセン=アンハルト州がネットで公開しているサイト(ここ)をリンクしておきましょう。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-13 03:19 | 現代旧東ドイツを知ろう