ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
ライフログ
   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

      ★お願い★
このブログ内の文章や写真に興味を持って引用/転載してくださる場合は、出典として明記してください。ネットの場合はリンクを張ったりトラックバック機能を使ってください。そして、そんな名誉なことがあれば、KIKIはぜひ知りたいので、ご連絡ください。

このブログはKIKIが趣味としてやっているものです。不快なコメントなどは削除しますのであしからず。

記事の内容に並々ならぬ興味をそそられた方、KIKIと直接コンタクトを取りたい方はメールでどうぞ。
zuckermotor[ここにアットマーク]yahoo.co.jp

ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

↓一日一回のクリックがブログランキングに反映される仕組みになっています。更新する励みになるのでクリックよろしく!
人気blogランキングへ
ブログパーツ
タグ
(24)
(15)
(11)
(10)
(9)
(9)
(8)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(6)
(6)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
カテゴリ
全体
はじめまして
著書について
ドイツ語レッスンの案内
現代旧東ドイツを知ろう
DDRを知ろう
DDRを感じる街
プロイセン
国境の街
サイクリング
ハイキング
自然保護区/公園
調査旅行

保養地
学生生活
廃墟/廃屋
ミュンヘン
炭鉱(ラオズィッツ)
ベルリン生活
ブランデンブルク州いろいろ
ソルブ人の土地
歴史的町並み
Cゾーン
日本の話
マデイラ島(ポルトガル)
妊娠・出産・子育て
災害
未分類
以前の記事
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
フォロー中のブログ
『瑞西綺譚』とかいうブロ...
Le jardin de...
ベルリン中央駅
NORIKOのHappy...
ベルリンで考える心地よい暮らし
Deutschunter...
最新のトラックバック
ヴェルダーの果樹開花祭(1)
from ベルリン中央駅
『素顔のベルリン』、発売中!
from ベルリン中央駅
塚本晶子「がんばれ、ブラ..
from 時々、読書感想文。
左派党のイメージ
from ねぎとろ丼日乗
レトロバスに乗って孔雀島へ
from ベルリン中央駅
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


カテゴリ:学生生活( 5 )

大学はどう変わったか、変わるか

現在、ドイツの大学のいくつかはストをやっています。
そんなに過激ではないんですが、学生運動のような雰囲気があって、私の通っているフンボルト大学でも、数日前から大学の一部が占拠されています。
今日は大規模なデモが行われ、さっき聞いたラジオによると、6000人が参加したそうです。私も行こうと思っていたんですが、娘が週末から派手な風邪を引き、今日もまだ元気とはいえない状況なので断念しました。

私はもう単位を取るために授業に出る必要はないので、大学に行く機会も少ないのですが、普通に大学に通っている人達はかなりの影響を受けていると思います。

今回のスト等に関しては、友達の「こーどー」が彼のブログ「Lügenlernen」で詳細にレポートしてくれているので、興味のある人は覗いてみてください。

ストの理由はいろいろあるんですが、メインは、ここ数年で行われたドイツの大学改革に対する批判です。
ドイツの大学というのは、ほとんどが公立で、学費も無いに等しくて、のんびりと、でもマジメに勉強できる環境がありました。ありました、と過去形なのは、それがこの数年で変わったからです。

かつて、ドイツの大学では、卒業するとマギスターかディプロムという称号が得られました。この2つは日本の修士(マスター)に相当する称号で、卒業までに5年くらいかかります。専攻がいくつかある文系の学科ではマギスターが多くて、理系だと普通はディプロムです。
でも、国際的にみると、このマギスター/ディプロムのシステムというのは特殊なわけで、それをもっと一般的な、学士と修士にしよう、ということになったんですね。

それはそれで、私はいいと思うんです。
というのも、マギスター/ディプロムというのは、普通にやっても5年くらいかかって、途中で留学したり、休学したり、サボったり(笑)していると、卒業までに10年近くかかることも稀ではないんです。長すぎ。
それに、内容も本格的なので、卒業するとしたら、学者になるくらいの気合で勉強しなくてはいけない。そうすると、卒業後学問の世界に留まるつもりがない人は、必死こいて勉強して、それから、全く異質な社会人の世界に放り出されて困るわけです。勉強に没頭したい人にとってはいいんだけれど、そうじゃない人にとっては重過ぎる。

実際には卒業後普通に就職する人のほうが圧倒的に多いわけだけれど、みんな5年も10年も勉強しているものだから、ドイツの「新卒」(←なんて概念はないですけど)は他の国のと比べてはるかに年を食っているわけですね。そもそも、ドイツでは、学校を卒業してすぐに大学に入るというのが日本のようにスタンダードなわけではないので、海外に出たり、仕事をしたり、ボランティアをしたりして、それから大学に入って・・・なんてやっていると、30歳で新卒とかいうことも稀ではありません。

それで、そんなんじゃ国際的にヤバイし、経済的にもよろしくないのではないか、ということで、その長くて重いカリキュラムを取っ払って、学士&修士のシステムを採用したわけです。

ちなみに私は、システムが変わるギリギリの時に入学した、最後のマギスター学生です。
日本で学士を取っているので、本当は修士をやりたかったんですけれど、ドイツじゃまだ修士のシステムができていなかったので、マギスターを最初からやらざるを得ませんでした。正直言って、すごい時間と労力のロスです。外国人学生にとっては、学士・修士のシステムはありがたい。

ところが、ドイツというのは、どうしてか、何事もやりすぎる傾向があるんですよね(^^;)
新しく採用された学士・修士のシステムは、マギスター/ディプロムを単純に途中で割るような生半可なものではなかったんです。

ものすごいハードスケジュール。とくに学士は悲惨な状況です。
というのも、学問の質は落とさないけど、卒業後すぐに就職できる準備もしなきゃいけなくて、3年で終わり。ゼミにいくつも出て、しょっちゅうテストがあって、途中でインターンもしなきゃいけない。バイトなんかしてる暇はありません。ましてや、他の科の授業を受けてみたり、自分探しをしたり、子供を産んだり、なんてことをしている余裕ゼロ。
当然、退学者続出。
学生だけでなく、教授達もこのテンポについていけません。先生達は、いままでやっていなかったテストや、課題の添削や、事務にふりまわされることになりました。
めでたく学士の称号をとっても、マギスターやディプロムと比べれば「ちゃっちい」わけで、企業が優遇してくれるわけでもなく、ハクをつけるためにはマスターに進まざるを得ない。そしたらマスターはマスターでまたシビア。

だったら、以前のようにマギスターとディプロムでいいじゃないか、という話です。ゆっくり時間を取って、自主的に勉強して、人生経験を積めたかつてのシステムの方がマシだったんじゃないか、と。

私のように、古いシステムでやっている学生にとっては、途中からシステムが変わったばっかりに、このゴタゴタに巻き込まれることになりました。

現実的に考えて、すでに導入された学士・修士のシステムを無くすというのは無理だと思うんですけれど、大学のシステム1つをとっても、国際基準という名の下に、ドイツのオリジナリティーがどんどんなくなっているような気がします。他の国がやっていることが必ずしも良いとは限らないのにね。「うるさい、ウチラにはウチラのやり方があるんじゃ!」って突っぱねりゃいいものを。それが嫌な人はドイツを出ればいいんですよ、この国際化のご時世、EUもあるんだし・・・って、言い過ぎですか、私?(笑)

長くなったのでこの辺でおわり。

人気ブログランキングへ←クリックよろしく。
[PR]
by KIKI-Brandenburg | 2009-11-18 08:24 | 学生生活

子連れ夏学期、終了。

夏学期が今日で終わりました。
今学期は月曜日にしか大学にいかず、2つのゼミに参加していました。

娘は今10ヶ月半で、まだ保育園には行っていません。
月曜日はゾヤ君に娘を見ていてもらって、ゼミが終わったら大急ぎで帰って来るということにしていました。1つのゼミは2時間丸々かかって、行き帰りを含めると3時間半くらいかかるので、その間に冷凍しておいた母乳や離乳食を与えてもらっていました。保育園に入れたり、ベビーシッターに預けるにはまだ小さい娘と一緒でも、大学に行けたのはゾヤ君に感謝しなければいけないことだと思います。もし、ずっと家で娘と一緒にいたら、多分私は不満タラタラだったでしょう。面倒ではあったけれど、ゼミの資料を読んだり、授業に参加することで、気分転換にもなって良かったと思います。

今日は授業の最終日だったのですが、実は娘を連れて行きました。
たまたまゾヤ君の都合が悪くなったのと、授業の最終日は今までのまとめや授業のフィードバックをするのが普通で、内容的に楽なので、じゃあ、連れて行っちゃえ!と。
10人くらいのこじんまりしたゼミで、参加者も先生も好意的に受け入れてくれて助かりました。ジェンダー学のゼミで、先生も女性、参加者も1人以外全員女性で、そのうちの1人は確実にママ、多分、あの人も、あの人もママなんじゃないかな?という感じです。そして、今日、「まぁ、何ヶ月なの?」と声をかけてきた、ちょっとパンクっぽい女子学生、彼女には6ヶ月の娘がいるそうです。ゼミの間赤ちゃんをどうしているのか聞いたら、やっぱり「パパが面倒を見ている」との答え。
ゼミの間寝てくれないかなー、という期待は見事に裏切られてしまったのですが(^^;)、途中で離乳食をあげて、授乳して、立って抱っこして・・・なんていうのでも皆さんケチの1つもつけないどころか、みんな視線が優しいし、先生は紙で船を作ってくれるし(笑)。

実は、これとは違うヨーロッパ民俗学のゼミにも、一度娘を連れて行ったことがあります。大学の外に見学に行く時で、抱っこ紐で抱っこしていったら、先生も参加者も案内してくれた人も歓迎してくれました。ここでも小さなグループで、全員女性。そして、先生には7歳と3ヶ月の2人の子供がいる事が判明。3ヶ月の赤ちゃんを授業の間どうしているのかと言うと、やっぱり夫が面倒をみているそうな。「私も抱っこ紐を買おうかどうか迷ってるとこなんだけど、どう?」なんて、思いっきりママな質問をされたので、エアゴベイビーをオススメしておきました(^^)

経験してみて痛感したのは、子育てに専念するというのは本当にキツイということです。娘は世話の楽な赤ちゃんだと思うんですけれど、それでも、ずーーっといると疲れだけでなく、イライラも募ってきます。
私の場合は、まだ学生なので、それなりに頭を使わないとあっという間に学問の世界から離れて行ってしまうのではないか、大人の世界から取り残されてしまうのではないか、という焦りがありました。だから、週1日でも、子供と全く関係ないことをする時間と、そのための資料を読む時間があったのは、ありがたかったです。

そして、やはり、ママが大学に行くなり、仕事なりをするには、パパの協力が必要ですね。
以前、「子連れゼミ」で、赤ちゃんを連れてきたパパとおぼしき男子学生について書いたし、「授乳する先生」では、先生の授乳タイムがあるゼミのことを書きました。この先生の場合でも、授業の間、パパと思われる男性が子供の世話をしていて、先生は休憩時間におっぱいをあげにいっていました。家の外でバリバリ稼いでくれる日本式(?)のパパもいいけれど、がんばるママをサポートしてくれるパパというのもアリだな、と思います。

授業は終わったとはいえ、単位を取るには20枚以上の論文を書かなくてはいけないし、それと平行して、日本の修士論文にあたる卒業論文をあれこれやっているところなので、「終わったー!」という感じでは全然ないのですが、1つ、私の中で区切りがついたかな、というところです。

人気ブログランキングへ←クリックよろしく。
[PR]
by KIKI-Brandenburg | 2009-07-13 22:35 | 学生生活

授乳する先生

大学&プライベートであれこれやってるうちにすっかり更新が遅れてしまいました。忙しいというか、気ぜわしいというか。でも元気にやってるのでご心配なく(^^)。

久しぶりに学生生活について。
今日は、授業の途中で先生の授乳タイムがあるゼミについて語りましょう。

以前、ジェンダー学の授業で、お父さんとおぼしき男子学生が赤ちゃんを連れてゼミに参加したことについて書きました。(「子連れゼミ」参照)
今学期取っている授業、これもジェンダー学の授業なんですが、そこではナント、

ゼミの途中で先生の授乳タイムがあるのです!

・・・これは珍しいと思う。
「え、ゼミの参加者の前でおっぱいあげるの?!」って、さすがにそこまでじゃないんですけれどね。ちょっと説明しないとわかんないな、これは。

このゼミの形態はちょっと変わっていて、いわゆる「ブロックゼミ」です。毎週同じ時間に行われるのではなく、主に週末にまとめて行われる、まぁ、「集中ゼミ」みたいなもんです。サクッと終わっていいのですが、授業時間数は毎週あるゼミと大して変わらず、何時間もぶっ続けで授業があるわけで、必ずしも楽というわけではありません。

さらにこのゼミというのは、極端なブロックゼミで、1回目は普通に90分の授業でミッチリ説明&計画立てをして、2回の金・土をフルに使って終わり(つまり5回で終了)というものです。ちなみに、昨日、そのゼミの3回目の授業が10時から6時までありました。

そのゼミの先生には生まれて数ヶ月の赤ちゃんがいて、先生は母乳で育てています。そして、ゼミの時間配分というのが、先生の授乳時間に合わせて計画されているのです。大体、1時間半置きに休憩があって、その間に先生は赤ちゃんにおっぱいをあげているらしい。赤ちゃんがどこにいるのか、誰が世話をしているのかは知りませんが、おそらく、大学のどこかで誰かが面倒を見ていて、散歩をしたり、あやしたり、オムツを替えたりしているのでしょう。

プライベートなことなので、あれこれ詮索するわけにもいきませんが、想像すると面白いです。・・・だって、授業中はめちゃくちゃ普通の先生なのに、「さぁ、休憩だ!」となると速攻ママモードでおっぱいをあげて、何事もなかったかのようにまた大真面目に授業を続けるわけです。

すごいなぁ・・・。

そんな、時間キッチリに授乳ができるものなのかわかりませんけれど、その先生は時間に遅れることも、授業内容を適当に済ますこともしない。プロの仕事という感じなんです。
授乳中はホルモンの影響で眠くなったり疲れやすかったりするという話も聞くけれど、そういうのがまったく感じられない。個人差があるにしろ、その先生だって「あー、疲れた」とか「もうちょっとゆっくりしてたいな」なんてこともあるだろうに、それを感じさせないのは、彼女が精神的に強いからなんでしょう。そして、何が何でも母乳で育てるんだと決めているんでしょう。

すごいなぁ・・・。

10人弱の小さなゼミだし、参加者はジェンダー学系のリベラルなみなさんだし、私個人としては、先生が教室に赤ちゃんを連れてきておっぱいをあげても全く問題ないと思うんですが、それをしないのは、先生が公私混同をしたくないからかもしれません。

2週間後にまた4回目と5回目のゼミが2日連続であります。
そこで私もプレゼンをするので、なんとかしなきゃいけないんですけどね。はぅ・・・。先生がそこまでがんばっているゼミですから、私もがんばろうと思います。

人気ブログランキングへ←クリックよろしく☆
[PR]
by KIKI-Brandenburg | 2008-07-06 21:19 | 学生生活

正規学生として勉強すること

久しぶりにKIKIのひとり言です。
あんまり支離滅裂な愚痴になるのもなんなんで、一応、お題は

「正規学生としてベルリンで勉強することの大変さ」

ということにしよう。ベルリンじゃなくても言えることかもしれないし、あくまでも私が個人的に経験してることだから、あんまり一般化しないで欲しいんだけどね。

私は交換留学も語学留学もしたことがあるけど、正規学生として勉強するというのは、そんなんとは比べ物にならないくらい大変です。偉そうに聞こえるだろうけど、ホントにそうなんだって。正規学生であるからには、ネイティブと同じように勉強することを要求されるわけで、ドイツ語ができるのは前提だし、できないからみんながかまってくれるなんてこともない。もちろん、ネイティブでないことは考慮してくれるから、発音が悪いとか、言ってることがちょっとヘン、くらいは許してくれるけど、「えー、わかんな~い」なんてのはNG。「だったら語学学校行け!」って話。

ベルリンなんか、外国人が山ほどいるから、「ガイジンサン」としてちやほやされることもないし。フツーのドイツ人やヨーロッパ人の学生なんて、まともにドイツ語ができない外国人の世話をする気なんかないみたいです。
じゃあ、日本が好きな人を探せばいいじゃん!と思うし、ドイツ語ができない人はそうするだろうけれど、私の経験からすると、日本が好きな人というのは、アニメおたくとか、なんかよく分からない人が多い。(←そうじゃない人もいるんだろうけどね)
あと、日本人(アジア人)の女の子が好きっていう男性とか。それ自体は別に悪くはないと思うんですよ。だって、私もドイツ人の男が好きだし、そんなん、好みの問題でしょう。でも、「アジア人女性」というカテゴリーに期待される属性ってのに、私はそもそも当てはまらないというか、多分、彼らが期待するようなキャラではないんですね。だって・・・ジェンダーと民俗学やってる人ですよ、私。ムリムリ。

ということで、1人で歯食いしばっていく覚悟がないとダメです。「四面楚歌」というけれど、この場合、「四面ドイツ語」なわけで、勝てるワケないんです。そもそも、勝手に敵陣に切り込んでるわけだから、まわりがみんな「楚の歌」を歌っていたら、「こっちも歌っちゃえ!あっはっは~、あーわかんねぇ~♪」くらいでないと、楚に滅ぼされる前に、自滅しちゃいます。

って・・・今だからこんな余裕こいてられるけれど、ここまで達観(^^;)できるようになったのは最近のことです。それまでは精神的に辛かった。しょっちゅう胃が痛かった。
一回、どうしようもなくお腹が痛くて病院にも行ったけど、ストレス性の疾患ってのはどうしようもない。どこがどうおかしくなって痛くなるのか、検査しても分かりませんでした。ストレスで体を壊すとか、精神的に参ってしまうというのはよくあることみたいです。というか、友達の話なんか聞いてると、そもそもドイツに来て体を壊さない日本人はいるんだろうか?っていう気になります。

ジェンダー学とヨーロッパ民俗学という、基本的に日本と全然関係ないことを勉強している私は、どっちの学科でも多分唯一の日本人学生です。そもそも、アジア系の学生がいない。ドイツ人や他のヨーロッパ人の中で常に浮いています。アウトローであることに慣れていないと厳しい環境でしょう。
それで、そういう学科では、日本語ができたって、なんの足しにもなりません。
使用言語はドイツ語と英語のみ。そして、正規学生として勉強するようになって私をベコベコにしたのは、英語の存在です。

ドイツで勉強するんだから、ドイツ語ができなきゃいけないのは当たり前。それで、必死こいてドイツ語を勉強するわけです。ところが、大学の授業の資料って、結構英語が多い。テーマにもよるけれど、ゼミによっては資料のほとんどが英語っていうのもある。でも、ゼミでの使用言語はドイツ語です。英語の資料を読んで、それをドイツ語で議論するわけで、両方の言語ができなきゃダメです。私はもともと英語が得意だったから、資料が英語でも別に困らないけれど、とっても悲しくなったんですね・・・。
「こんなにドイツ語がんばったのに、こんなにドイツ語大変なのに、結局英語なのか・・・そんなんなら、そもそもドイツに居る意味ないじゃん・・・私、一体何やってんだろ?」って。
なんか、ドイツ語に浮気されたみたいじゃないですか(笑)。私はこんなにもドイツ語に一生懸命なのに、なによ!って感じ。

それでもっと頭にくるのは(^^;)、英語を母語とする外国人学生です。別に彼らは悪いことをしているわけではないけれど、「外国人学生」といっても、英語のネイティブってのはハッキリ言って別格です。というか、そもそもヨーロッパ人、とくにドイツ語に近い言語を母語とする人たちというのは、ベタベタな日本人の私なんかとは、スタート地点も進むスピードも全然違う。
英語がネイティブの人たちは、母語の資料を読んで、それを母語に近いドイツ語に直訳して場を切り抜けていくんです。アメリカについての英語の資料を読んで、英語で口頭発表をしたアメリカ人もいた。・・・それ、反則(怒)。
ドイツ語でも英語でも、資料を読むのに何十回も何百回も辞書を引かなきゃいけない日本人にはできない芸当を彼らはホイホイやっていく。言語というのが権力であることをまざまざと見せ付けられるのです。

資料がみんな英語でも、アメリカ人が反則しても、ドイツ語が難しくても、みんなの言っていることがワケわかんなくても、よく聞いてるとメチャクチャなことを言ってるやつがいても、それでもチマチマとがんばっていく。学生生活とは、「堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び」なんです。

さて、私、来週の月曜日、水曜日、その次の月曜日、と一週間の内に3つも口頭発表をするという暴挙に出ます。「どうせなら固めちゃえ!」と勢いで入れた予定ですが、もう、かーなーりギリギリです。2年前だったら血を吐いてるかもしれないけど、ま、そんな時期は乗り越えましたからね。低空飛行でびゅ~んと飛んでいきます。

人気ブログランキングへ←墜落しないように祈ってください。
[PR]
by KIKI-Brandenburg | 2007-11-24 05:15 | 学生生活

子連れゼミ

今回は、ブランデンブルク州とは関係ない、私の大学生活について。
たまには、ちょっと寄り道もいいでしょう。

今日から本格的に冬学期が始まりました。
ヨーロッパ民俗学のゼミ2個と、ジェンダー学のゼミ1個(ゼミばっかなんです)に行って、なかなかいい手ごたえ(?)だったんですけれど、最後のジェンダー学のゼミがある意味とても面白かったんです。

ゼミのテーマは「母性愛」。
・・・まぁ、ジェンダー学やってりゃ、一回くらいは押えておきたいテーマです。

あ、「ジェンダー学って何?」という人はここ(ウィキペディアの「ジェンダー」)あたりを見ると、なんとなくわかるかもしれません。ちなみに、私は男がいない人生なんて嫌だし、子供も欲しいし、超穏健派のジェンダー屋だし、もう、フェミ辞めちゃってるようなヘッポコなので、叩かないでくださいね

それで、その「母性愛」のゼミはジェンダー学と文化学のコラボで(ジェンダー学というのは、ありとあらゆる学問分野にまたがっているんです)、ゼミなのに50~60人くらいの参加者がいました。
ジェンダー学って、圧倒的に女子学生が多いんですけれど、時々男子学生もいて、その「母性愛」のゼミにも男子学生が何人かいました。今日びっくりしたのは、男子学生の一人が赤ちゃんを連れてきたことです。ベビーフードをもらっていたけれど、まだ自分では歩けないくらいの小さい子。その学生は30くらいかな(ドイツの大学じゃ30で学生なんてザラです)。彼は子供を抱いて授業に出ていたんですけれど、

ステキでした。

彼がその子のお父さんなのかどうかは知りませんよ。ひょっとしたら、ゼミの時間とバイトのベビーシッターがかぶったのかもしれないし、誰かの子を一時的に面倒を見ているだけかもしれない。でも、子供に接する態度とか、その慣れた感じからすると、多分、実の父親だと思います。

それで、そのパパは子供をあやしながら授業を受けました。
子供は結構うるさかったです。小さい子だし、何度かむずがって泣きました。
でも、誰も「うるさいから出て行け」なんていいません。ジェンダー学の授業で、それも母性愛をテーマとする場で、そんなこと言ったもんなら袋叩きですよ。
学生も先生も、子供と学業/仕事を両立するのがいかに難しいかということを知り尽くしている人達だもの。「出て行け」というのは、正論かもしれないけれど、その正論がいかに人を傷つけるか、いかに「冷たい」ものか、そのへんがわからないジェンダー屋なんて「お前、ナニ勉強してきたんだ」ってもんです。

それに、その子供をあやしているのは男性ですよ。ジェンダー屋はほめ殺しこそすれ、追い出しはしません(笑)。

それで、その男子学生は子供と遊ぶだけじゃなく、ちゃんと授業にも参加していました。

「父性愛についてはどうなんですか」

という、出るべくして出た彼の質問。

ステキだよ、おとうさん!!

「母性愛」というのはすべての女性にあるものではないし、子供をいとおしむ気持ちは男性にもある。子育てが女性に「押し付けられて」きた一方で、男性は子育てをするチャンスを「奪われて」きたんじゃないかな。

その男子学生の子供に対する態度はとても愛情に満ちていました。もう、後光が差すほどステキでした。理屈もいいけれど、ああいうのを実際に見ると、「子育ては女の仕事」と決めるけるのがいかに馬鹿馬鹿しいかわかります。

お父さんが授業に子供をつれてくるのは初めて見ましたが、今までにも何回か、子供をつれて授業に参加する女子学生はいました。犬を連れてくる学生もいたし、目が見えないから点字の機械を持ってきてノートをとる学生もいたし、車椅子の学生もいました。大きなおなかの女子学生は結構よく見かけるし、そういえば、今日のヨーロッパ民俗学のゼミの先生も妊婦さんでした。外国人学生なんて、本当に山ほどいるし。
大学は学問の場だけれど、人間は学問をするだけのマシーンではないから、人だけではなく、その人の生活の一部や生活状況が持ち込まれてもいいと思います。
たしかに、授業中に子供がいるのはうるさいけれど、それで集中できないとしたら、問題はその程度で途切れるような集中力しか持ち合わせていない私のほうでしょう。子供が居ようが、犬が居ようが、それでも集中できる能力があればいいだけのことです。

あの男子学生は来週も子供をつれてゼミに来るんだろうか。ちょっと楽しみです。

人気ブログランキングへクリックしてね♪
[PR]
by KIKI-Brandenburg | 2007-10-23 05:30 | 学生生活