ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

      ★お願い★
このブログ内の文章や写真に興味を持って引用/転載してくださる場合は、出典として明記してください。ネットの場合はリンクを張ったりトラックバック機能を使ってください。そして、そんな名誉なことがあれば、KIKIはぜひ知りたいので、ご連絡ください。

このブログはKIKIが趣味としてやっているものです。不快なコメントなどは削除しますのであしからず。

記事の内容に並々ならぬ興味をそそられた方、KIKIと直接コンタクトを取りたい方はメールでどうぞ。
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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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カテゴリ:自然保護区/公園( 17 )

マーツァーン公園(Der Erholungspark Marzahn)

長らく更新していませんでしたが元気にしています。

ベルリンはこのところ30度を越える天気。
私は気温が30度を超えるとよれよれになってしまうのだけれど、暑いからといって、ずっと家にいるのが快適とは限らないし(だってクーラーないしね・・・)、アウトドア好きな娘がいると、お出かけをせざるを得ません。
・・・娘に「お出かけ」という言葉を教えたのがいけなかったのかもしれない(--;)。「オデカケ」のことをなぜか娘は「アティヤ」というのですが、出かけたいと思うとその「アティヤ」を連発し、勝手に廊下で靴を履き(もしくは履こうとし)、玄関の扉を叩いて、「アティヤ」を要求します。いったんこのお出かけモードが始まると、気をそむけるのはまず無理。
平日はベビーシッターの所に行って遊ぶからまだいいものの、問題は週末です。出かけないわけにはいかない。ということで、週末、どこへ出かけて何をするか、もっと正確に言うと、娘をどこに連れ出して疲れさせて時間を潰すか、というのは私とゾヤ君の毎週の課題です。多分、小さい子がいる家庭ではどこもそんなようなもんなんでしょうけれどね。

ということで、昨日の日曜日、前から一度行ってみたかった公園にいってきました。ベルリンの東部にあるDer Erholungspark Marzahnというところです。うかつにも、公園そのものの写真を取るのを忘れたので、ホームページをリンクしておきます。(ここ
マーツァーンというのはガチガチ東ベルリンみたいなイメージのある(?)地区で、プレンツラウアーベルクのような、こじゃれてヒップな東ベルリンではない、もっとなんというか・・・容赦のない東、という感じのところです。気になる人は行ってみてください。私の言わんとすることがわかるでしょう。ベルリンの中にして、すでにブランデンブルク州のほどほどに大きい街の新市街地の雰囲気を醸し出しています。最近、ベルリンの外へ行く機会がなかったので、久しぶりに「ワイルドな東」の雰囲気を感じてなんだか新鮮でした。

公園そのものはとてもよかったです。同じようなコンセプトの公園としては、ベルリンの南部にブリッツ公園というのがあるのですが(過去の記事「ブリッツ公園(Britzer Garten)」を参考)、そこよりはこじんまりとしていて、炎天下の中、子供づれで行くにはちょうど良いくらいの規模です。
中国、韓国、日本の庭園などもあるので、そういうのを見てまわるのもよし。今回私達の場合は、暑い中、娘をいかにして遊ばせて寝させるか、というのが最大の関心事だったので、水遊びをさせ、木陰に敷物を敷いてのんびりして、日が翳ってからベビーカーを押しながら公園内を見て周る、という程度でした。
気になった日本庭園は、入ったすぐにドドンと階段があって、ベビーカーでの進入は阻まれてしまいました。庭園のデザインとして階段があるのは悪くはないのだけれど、バリアフリーの視点からするとありえない設定。ホント、一歩も入れず断念しました。車椅子用のトイレが完備してある公園で、ここに気がつかなかったのは残念です。

ブリッツ公園と同じく、ここも入場料を取る公園なのですが、1日大人3ユーロは安いと思いました。犬と自転車の持ち込みが不可というのがいいですね。静かだしきれいだし、公園内はとてもよく手入れされています。一般の公園だと、夏ともなるとバーベキューをする人とか、音楽を演奏する人とか、ドンちゃん騒ぎをする人とかがいて、まあ、それはそれでいいんですけれど、それ相応に公園は汚れているし、うるさいし、危ないし、ということになる。とくに子連れだと、そういう心配をしなくてもいいというのは本当に楽です。

中心地も通っているS7沿線のMarzahnで下りて、そこから10分おきくらいでくるバスで10分で行けるところなので、その時間さえ覚悟しておけば、行くの自体は面倒ではありません。私達の場合は、頻繁に行くにはちょっと遠い距離ですが、ベルリンの東側に住んでいる人はのんびりとピクニックをしにいくのもいいかもしれません。

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by KIKI-Brandenburg | 2010-07-06 00:51 | 自然保護区/公園

孔雀島(3):やっとついた

フェリーに監禁されること一時間半。
D級グルメも堪能し、そろそろ降ろしてくれないかなというころになってようやく到着しました。
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これが波止場。孔雀島に行ってきたと思われる人達が待っていました。

ハイ、めでたし♪といかないのがいいですね、これで孔雀島についたんじゃないんですよ!
フェリーのパンフの下のところに
「孔雀島に行くには別の料金で島に行くフェリーをご利用ください」
みたいな事が書いてあって、フェリーのおじさんに前もってきいておいたからよかったものの、ここで喜んではいけないんです。ここはまだ孔雀島ではない!!
孔雀島、なんでそんなに敷居が高いんだ・・・。
このフェリー乗り場のすぐ近くに、孔雀島に行くフェリーの波止場があります。なんで直接孔雀島に行かないのかというと、孔雀島はプライベートな所有地なので、フェリーの会社が停まる事はできないとのこと。
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そして、島に直接行くフェリーが出るのがこちら。料金は2ユーロ、学割が効いて1ユーロ、という以前に

近すぎやしませんか?

向こうに見えるのが孔雀島。100メートルもないくらい。
泳げる。
フェリーといっても、船の形をしているのではなく、鉄板の上にそのままのって移動します。以前、ポツダムの近くでこういうフェリーに乗ったことがあるけれど、そのときはもうちょっと幅のある川を渡りました。

孔雀島にはお城があるのですが、ベビーカーでは入れないという事なので今回は断念。
というより、2時間後にくる周遊のフェリーに乗らなければ、次は3時間後、もしくは周遊フェリーを断念してバスでヴァンゼーまで帰る、ということになるわけで、なんだか、ゆっくりお城見学という気分になりませんでした。そもそも、私は孔雀島でのんびりお散歩をしたかったわけで、島に着いたら、速攻地図を買って散歩開始!まぁ、実際のところ、まずはベンチに座って娘の離乳食タイムとなったわけですが・・・。
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お城の近くに行くと孔雀がノコノコと出てきました。「ノコノコ」という表現はあまり美しくありませんが、本当に「ノコノコ」出てきたんですよ、それも6羽。餌をねだるというほどではないけれど、すぐ近くまで寄って来ました。攻撃してくるでもなし、ついて来るでもなし、でもなんとなく「ねえ、きれいでしょ、ほらほら」という感じに孔雀が「ノコノコ」歩くのは面白かったです。
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とはいえ、2キロくらいの長さのありそうな島で、その後孔雀に遭遇する事はありませんでした。島の大部分はこんな感じの静かな散歩道です。自然保護区になっているので、植物を取る事はもちろん、道を外れる事や喫煙は禁止されています。そして、その流れから行けば当然と言えば当然なわけですが、

カフェがありません(T-T)。

もうちょっと観光地化されているところを想像していたので、「散歩して、カフェでゆっくりして帰ってこよう」なんて思っていたんですけれど、その期待は見事に裏切られました。いや、いいんですよ、自然保護区っていうのはそのくらいストイックである方がいいんです。・・・でも、んー。だったら周遊フェリーでもうちょっとちゃんとしたもの食べればよかったかな。

インフォでベビーカーで散歩しても問題ないことと、一周すると1時間くらい、ということを聞いたんですが、後者の方は、ベビーカーで、というのは考慮しないで散歩した場合ですね。
最後の方はダッシュしました。
私はゆっくり自然を楽しみたかったんですけれど、娘にはどうしようもなく退屈だったらしく、段々騒ぎはじめて「こんなとこに座っていたくない」というメッセージがありありと伝わってきたので、帰り道は、母ちゃんは汗だくで娘を抱っこし、必死でベビーカーを押してダッシュするという、多分はたから見たら面白いシチュエーションになりました(--;)

その努力が報われてか、何とか島のフェリーと周遊フェリーに間に合い、無事にヴァンゼーまで帰ることができました。努力とか、そういうために孔雀島に行ったはずではなかったんですが、ヴァンゼーの地を踏んだ時にスゴイ達成感がありました(笑)。

そして、そんな予期せぬ1日のオマケはこちら。
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孔雀島脱出を試みた孔雀。
島から出るフェリーに乗っていました。きれいな色からするとオスなのでしょうが、長い羽がないのは若いから?キジくらいの迫力はありますね。虚勢を張っている感じがなんとも可愛かった孔雀君。対岸についても降ろしてはもらえませんでした。

ということで、3回にわたった孔雀島シリーズ終わり。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-08-15 07:39 | 自然保護区/公園

孔雀島(2):フェリーでどんぶらこ

孔雀島に行くのに、ヴァンゼーから7つの湖を2時間かけて周遊するフェリーに乗ってしまった私と娘。
そんなはずじゃ・・・とはいえ、もう乗ってしまったんだし、娘も寝てるし、もう二度と乗ることもなかろう(笑)ということで、フェリーの旅を楽しむことにしました。

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平日の午後のわりには結構お客さんがたくさんいました。緑のきれいな岸辺を見ながらのんびり行くのはなかなか気持ちいいです。
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川岸には、いかにもリッチな人が住んでいそうな庭付き(&フェリー)の家がたくさんありました。
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こんなお城・・・か、単なるお城風の建物もありました。ちゃんと説明を聞いていなかったのでこれが何なのかわかりません。これより大きくてゴージャスな家はもっとあったしな・・・。

余裕を持って観光したいところだったのですが、何しろ私、すごくお腹が空いてたんです。
普段、遠出をする時には何かしら食べる物を持っていくんですけれど、今回は娘関係のものを一式持って行くだけでかなりの荷物になってしまったし、ヴァンゼーか孔雀島についたらカフェで何か食べればいっか、と思っていたんです。

これが大きな間違いでした。

ヴァンゼーでは速攻フェリーに乗らざるを得ず、乗ったはいいものの、孔雀島につくのに1時間半もかかる。

空腹の限界。

ドイツ語で「背に腹は替えられない」というのを「In der Not frisst der Teufel Fliegen(悪魔も窮すればハエを食べる)」と言うんですけれど、まさしくこれ。空腹に耐えかねてフェリーのレストランで2.4ユーロのD級グルメを堪能しました。
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これに無料でカラシとケチャップをつけることも可能。・・・いらんわ、そんなもん。
あ、フェリー会社の名誉のために言っておくと、もうちょっとまともな料理らしきものや飲み物系もあります。ただ、私はもう十分精神的、経済的ダメージを負っていたので、最低限のリソースで飢え死にをしのぎたかっただけですよ。

はぁ。

私が悪かったさ。早く孔雀島に連れて行っておくれ・・・。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-08-10 04:57 | 自然保護区/公園

孔雀島(1):想定外のフェリーの旅

昨日、天気がよかったので、思い切って遠出してみました。
行き先はベルリンの西の隅っこ、ハーフェル川に浮かぶ孔雀島(Pfaueninsel)です。
孔雀島については、まさとさんのブログ「ベルリン中央駅」の(「レトロバスに乗って孔雀島へ」)でも触れてあるのでそちらもどうぞ。自然保護区になっている島で、孔雀が放し飼いにされています。

以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、ポツダムの近くにある島なので、フラッと行くには遠すぎます。
それに、娘を連れて行くとなると、終始ベビーカーでの移動になるし、離乳食だの、オムツだの、一式持っていくことになるので、「よしっ!」という気にならないと出かけられません。
その上、今、ベルリンの交通機関のダイヤはぐちゃぐちゃなんです。Sバーンは部分的に走っていないし、20分おきとか、バスによる代替運転をしているところもあるので、知らないところにいくのは面倒です。

ちょっと前はしょっちゅう夕立が来ていたので、遠出するのをあきらめていたんですけれど、今回、雨も降らないみたいだし、そんなに暑くもないし、ということでついに孔雀島に行ってきました!

電車でヴァンゼーまで行き、そこからフェリーで行きました。
それが根本的に間違っていたという事に気付いたのはフェリーに乗ってから(笑)。

ベビーカーでの移動は本当にめんどうで、階段を避けてフェリー乗り場にたどりついたものの、どの船に乗ればいいのか分からない。行ったり来たりして、ようやく切符売り場に来ました。ところが!
「孔雀島に行きたいんですけれど」
「ハイ、では9.5ユーロ(1300円くらい)です」
はぁ?!(Was?!)」
え、なんでそんなに高いの??
「あの、単純に孔雀島への往復のチケットが欲しいんですけれど」
「孔雀島への便はこれしかありませんよ、あと5分で出ます」
えぇ~
「その次は1時間後です」
「んー、じゃあ、今行きます」
こっちはもう汗だくだし、1時間待つなんて嫌だし、ということでギリギリセーフで乗りました。
おかしいよなー、孔雀島まで、目と鼻の先のはずなのに、なんで9.5ユーロもするんだろ?と思って、フェリーのスタッフに聞いてみると、パンフレットを見せて説明してくれました。
「大丈夫、一時間半後に孔雀島に着きますよ」
えぇぇ!
「こうやって、いろんなところを周っていくんですよ。孔雀島で降りてもいいし、そのまま乗っていればまたヴァンゼーに戻ってきます」
「あのー、私、単純に孔雀島に行って、2時間くらい散歩して帰ってこようと思っていたんですけれど」
「じゃ、2時間後にくる便に乗ってヴァンゼーまで戻ればいいんです」
「孔雀島に行くだけのフェリーはないんですか?」
「前はあったけど、今は1日に一本しか出ていません」
「そ、そうですか・・・」

ということで、なんと、意図せずして「7つの湖周遊」などというフェリーに乗ってしまいました。ここに来てようやく、自分の犯した間違いに気付いた私。そう、ヴァンゼーからフェリーじゃなく、ヴァンゼーからバスで10分くらい行くと孔雀島の前までいけて、そこからフェリーに乗るんだった。
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時すでに遅し。
それまでぐずっていた娘は、フェリーに乗るやいなや爆睡。「こら、9.5も払ったんだからちゃんと外を見なさいっ!!」と思いつつも、孔雀島につくまで寝ていてくれたおかげで、私もちょっと観光ができました。
というわけで、孔雀島の話、続きます。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-08-03 00:37 | 自然保護区/公園

生物圏保護区の危機(2)

生物圏保護区ショーフハイデ=コリーンを巡る議論の続きです。

ブランデンブルク州北部で作られたエコエネルギーを他の地域に引っ張ってくるためには高圧電流の鉄塔が必要で、それが生物圏保護区を通るのは仕方ない。・・・というのが電力会社ヴァッテンファルの言い分なのですが、本当にそれは仕方なくて、当然のことなのか?というと、そんなことは全然ありません。反論する根拠はいろいろあります。

まず、環境保護の面から。
・高圧の電流が直接流れる鉄塔を作ると、そこで鳥が感電死する可能性があります。生物圏保護区にはいろんな鳥がいるわけで、鳥類保護の観点からすると言語道断です。
・延々と鉄塔が続くことで自然保護区としての景観が損なわれます

地元住民にとって。
・高圧電流というのはそもそも体によくないみたいで、発ガン性があるそうです。最悪、住民に健康被害が出ます。

環境保護&地元としては、百歩譲って、せめてそのケーブルを地下に埋めてくれと言っているのですが、それは地上に鉄塔を建てるよりはるかにコストと時間のかかることなので、電力会社はやる気なし。
でも、地元の要求っていうのはそんな高飛車なことでもないんですよ、だって、ニーダーザクセン州やバイエルン州では、センシティブな地域(多分自然保護区とかのことでしょう)に高圧電線を引く事を禁止する法律があるんです。いってみれば、他の州では非合法なことを電力会社はブランデンブルク州でやろうとしている。弱いところを突かれたというか、経済優先というか。

この鉄塔を巡る問題で「なるほどー」と思ったのは、これが単純にブランデンブルク州北部の話だけで済んでいないことです。
電力会社がさっさと鉄塔を作りたがっている背景には、将来的に東ヨーロッパから電力を引っ張ってくる計画があるからです。こうなると、単純に一企業の利益というだけでなく、エネルギー政策というか、政治的なニュアンスも絡んできますね。
それで、東ヨーロッパやロシアから引っ張ってこようとしているのが、原子力や石炭を使って作った電気です。・・・現在、ドイツはG8の中で原発廃止ということにこだわっている唯一国だということを考えると、「自分の国の中では廃止しておきながら、他の国で作られたエネルギーに頼るつもりですか?」と非難されてもしょうがないでしょう。そして、政治的な決断が下される以前に、すでに電力会社はいろんな計画を立てている。・・・いいんですか、それで(--;)。

さらに私がカチンときたのは(←ええ、もちろん来てます)、ドイツの北東部(ってことは旧東ドイツがメインでしょう)の風力発電で作られた電気がドイツの南西部に輸送されているということです。将来的にはバルト海で作られた電気もそっちにいくらしい。
・・・えぇ?経済に詳しくないから分からないだけかもしれないけれど、なんで東の隅っこで作られた電気が対曲線の反対側にある地域に運ばれなきゃいけないだろう?そんなことをすれば輸送にも時間とコストがかかるし、途中で失われる電気も多いだろうに。

そして、ガーンときた(←きてる、きてる)のは、ドイツの「再生可能なエネルギー」の41%は旧東ドイツで作られているけれど、旧東ドイツで使われているのはそのうちの18%に過ぎないということ。
経済云々と関わりのない者のナイーブな発想かもしれませんけどねー、なんで地元で作ったエコエネルギーをできたてほやほやで地元の人に使わせないんだろう?高いからかな。鉄塔だのなんだの作って無駄なことする以前に、旧東ドイツ全体をエコエネルギーでカバーすることだってできるはずなのになぁ。
ブランデンブルク州南部からザクセン州北部にかけて(「ラオズィッツ」著書第7章参照)では、まだ石炭を採ってます。そのためにこれからもたくさんの村を立ち退かせて、地面を掘っていく気でいる。そんなことしなくてもいいはずなのにまだやっているのは、やっぱり経済優先&安い電力ってことにこだわってるからでしょう。

考えてると悲しくなってきます。少なくともエネルギー関係においては、旧東ドイツというのはまるで発展途上国のような立場じゃないですか。自分のところで消費しないものを安く作って、それをリッチなエリアに供給している。「カカオ農場で働く人たちはチョコレートを食べていない」って話みたい(T-T)。なんかフェアじゃないな。

ヴァッテンファルがどこまでアクドイのか(笑)ってのは分かりませんが、ブランデンブルク州&Co.の電気関係のことはこの会社がやっていて、ラオズィッツの石炭にしても、ウッカーマークの風力発電にしても、この会社が絡んできます。利益を追求することが企業の仕事とはいえ、私はどうも気に食わないので、ウチはヴァッテンファルから電気を買ってません。もっとエコにやってるエネルギー会社があるので、ちょっと高いけど、そこの電気を使っています。ゴマメの歯軋りといえばそうですが、エコとかフェアトレードとか環境問題とかはゴマメの歯軋りをみんなでやることで動いていく事だと思うので(チーム・マイナス6%とか、いいんじゃないですかね^^私は何気に参加してますよ☆)こんなブログでもブツブツ言ってみたくなります。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-07-27 00:19 | 自然保護区/公園

生物圏保護区の危機(1)

ベルリンの北東、バーニム郡とウッカーマーク郡(著書132ページ参照)にまたがる地域に、ユネスコに登録されている自然保護区「生物圏保護区ショーフハイデ=コリーン(Biosphärenreservat Schorfheide-Chorin)」(公式ホームページはここ)があります。現在、この生物圏保護区の存続にも影響しかねない問題が持ち上がっているのでご紹介します。

自然保護区というのが、必ずしも「まぁステキ~♪」というものではなく、場合によっては地元の産業や人々の暮らしを脅かすものであるということについては「国立公園シリーズ」を読んでくださったかたはもう分かっていると思うのですが、今回の場合は、対立の構造としては地元vs大企業です。

ベルリンから離れたブランデンブルク州の田舎に行くと、いたるところに風力発電の風車とか、バイオマスのプラントみたいなのがあります。エコエネルギーとか、再生可能なエネルギーとか、そういう部類に分類される方法で発電をしているんです。そういうのができるのは田舎ならではだし、原発だの石油だのに頼るよりはよっぽどいいと思います。
ただ・・・そうして(ド)田舎で作られたエネルギーを遠くの街や地域に引っ張ってくるにはケーブルとか鉄塔とか、そういうのが要ります。今回の問題はそれが焦点。

ベルリンや旧東ドイツあたりの電気というのは、スウェーデンのエネルギー会社「ヴァッテンファル(Vattenfall)」が管轄しています。それで、ヴァッテンファルはブランデンブルク州北部で作られた「エコエネルギー」を他の地域に回したいともくろんでいて、そのために高圧電流の流れる鉄塔を作る気でいます。

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高圧電流の流れる鉄塔というのは多分、こういうやつ↑。これは以前ベルリンの東のアルトランスベルクにサイクリングに行ったときにあったものです。高さ50メートルくらいのこういう鉄塔を延々と作って電気を運ぶのです。・・・そして、それがどうやら例の生物圏保護区を通るらしい。

というのが今回の問題です。
こんな鉄塔を生物圏保護区に作るっていう発想自体が間違っていると思うのですが、企業側の理屈からすると、作らなきゃいけないんだからしょうがない。でも、自然保護を優先するのが自然保護区の本来の姿じゃないのか?いくら大企業とはいえ、自然保護区を危機に晒してまで一企業の利益を優先させる必要があるのか?当然、環境保護系の人や地元の人は反対するわけです。
それに微妙なんですよね・・・エコエネルギーは大いに結構。でも、エコならなんでもいいのか?エコエネルギーのために何が犠牲になっているのか?そうやって作られる「エコ」は本当にエコなのか?私たちが「エコだから」と安心して(高いお金を払って)消費するものが、実は意外なところで意外なものを犠牲にして成り立ったものかもしれない・・・。

長くなるので、続きはまた今度!

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by KIKI-Brandenburg | 2008-07-23 19:45 | 自然保護区/公園

ブリッツ公園 (Britzer Garten)

晴れました!イースター休暇最終日、ベルリンはようやく晴れました!!

晴れたといっても、気温は5度ちょっとくらいで肌寒かったのですが、雪やあられが降っていたここ数日からすると、感動的に気持ちよくお日様がさしました。

ベルリンに数年住んでみると、「お日様パワー」というものの凄さというのを実感します。北ドイツの冬って寒い上に暗いんですよね。この、暗いのがいかに精神的によろしくないか、お日様がさすのがいかにワクワクすることなのか。北ヨーロッパの人たちがなぜ狂ったように日光浴するのか、数年暮らしてみると納得できます。

それで、すっかりベルリン仕様になっている私は、今日、久しぶりのお日様にうわぁ~い♪となって、ちょっとおめかしなんぞして、一度行ってみたかった公園に行きました。

地下鉄U6の南の終点駅、アルト・マリエンドーフ (Alt Mariendorf) で降りて、バスで数駅行った所に、ブリッツ公園(Britzer Garten)という、大きな公園があります。今日は初めてそこに行って来ました。あ、ちなみに、ここはまだベルリンなんですが、街の外れということもあって、落ち着いた雰囲気があります。この公園は、1985年にBundesgartenschau(んー、なんと訳しましょう?国単位のガーデンニング展みたいなもの)があったところで、90ヘクタールもの広さがあります。

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入り口からすぐのところにはタマゴのなる木・・・イースターですからね、こんな飾り付けをした木がたくさんありました。ぶら下がっている紙には、地元の小学生の春の詩と絵が描いてあります。

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あまり花の咲いていないなかで、とてもきれいだったのがスイセン。冬っぽい風景のなかに、ぱぁ~っと黄色が広がっているとなんだか幸せな気分になります。

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ハッとしたのは、桜。八重桜が5分咲きくらいになっていました。
私、もう何年も日本の桜を見てないんですよね。ベルリンにも微妙に桜はあるのですが、八重桜っぽいのが多くて、お花見って感じじゃないんです。「あの、空を覆いつくすような桜を最後に見たのは何年前かなぁ、今度見られるのはいつだろうなぁ・・・」なんて、ちょっとメランコリックな気分になりました。

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こんな汽車も走っていて、しゅぽしゅぽと無邪気に大気汚染をしていきます。

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広い公園の中にはこんな丘もあります。もっと暖かくなったら、きっとピクニックをする人々で賑わうことでしょう。

この公園、入場料は大人2ユーロです。ベルリンの普通の公園は無料なので、「えー、お金取るの?」なんて思ったんですけれど、広さと手入れの良さと清潔さを考えると、この2ユーロは納得。普通の公園と植物園の中間くらいの感覚です。
公園のいたるところにチューリップの芽が出ていたので、もっと暖かくなったら、公園中、チューリップでいっぱいになってさぞかしきれいでしょう。そのシーズンにまた一度行ってのんびりしたいと思います。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-25 06:18 | 自然保護区/公園

エコ回廊 南ブランデンブルク

ネットでローカル新聞を読んでいたら、こんなタイトルの記事を発見。

Start für europaweit einmaliges Naturprojekt „Ökologischer Korridor Südbrandenburg“
Freie Bahn für Wolf, Otter und Hirsch


ヨーロッパで類をみない自然プロジェクト「エコ回廊 南ブランデンブルク」がスタート
オオカミ、カワウソ、シカのための自由な通り道
                              (Lausitzer Rundschau より)

ほー、ブランデンブルク州にまた自然保護区ができるのかいな、と読み進めたら、どうやらかなり大きなプロジェクトのようです。詳しくはwww.stiftung-nlb.deを参照。

もともと、ロシア軍の軍事訓練場だったところや、すでに自然保護区になっているところをつなげて、広大な自然保護地域を作るみたいです。
その大きさたるや、3000平方キロ
お隣のザクセン=アンハルト州から、ポーランドまで延びる「回廊」(歴史に出てくる「ポーランド回廊」にならって、回廊という訳を使いましょう)をつくり、動物が自然な行き来をできるようにします。
南ブランデンブルクといっても、ベルツィッヒ(Belzig:要塞のある街)ベーリッツ(Beelitz:シュパーゲルの街)のあたりや、シュプレーヴァルト、フランクフルト・オーダーの南のあたりをつないでいくという感じ。・・・って言って分かるのは私くらいか。ハイ、本見てくださいね(^^)。

20年越し(別の新聞では30年)で計画されているこのプロジェクト、最初の2年間の試験的プロジェクトに640 000ユーロ(一億円以上!!)の資金が投入されるそうです。
「えぇっ、そんなお金がどこに!?」
と思ったら、国の環境財団が大部分を出して、部分的にブランデンブルク州の環境省やWWFや自然保護団体も援助するらしい。自然保護関係となれば、うまくいけば、今後EUやいろんな団体がバックアップするかもしれませんね。

ドイツって、というか、すくなくもベルリンやブランデンブルク州は、お金が無い、無い、と言いつつ、時々ポーンとすごい事をやるんですよ。特に環境だの芸術だの、「そんなもん、食えんでしょうが」と突っ込みたくなるようなことにすごい額のお金を投入したりする。
見てるこっちは気持ちよくなりますよ(笑)。おーっし、よくやった!みたいな。企業がやらないようなことを採算度外視でやっていく。それに税金や補助金がガンガン使われて、さらにEUあたりが律儀にバックアップしていくのがお決まりという感じです。
「無い袖は振れない」というけれど、なぜかブランデンブルク州は振ってるんですよね。それを可能にするのが、国やEUの強力なバックアップで、そういうのができてしまうドイツって、ヨーロッパって、すごいなぁ、とよく思います。

税金の無駄遣いといえなくもないけど、環境にお金を使うというのは、将来に投資するようなものだから、夢があるし、「食えるか、食えないか」なんていうそんな俗っぽいことは置いといて・・・っていう、その浮世離れしたところがすごい。
経済対策とか、そんなどうせ焼け石に水なことにつぎ込むより、ちょっとくらいお腹が空いてたって、未来の環境のことを考える方がいいのかもしれないし。ブランデンブルク州の、どこかで霞食って生きてるような感じが、私はなんとも好きです。

ブランデンブルク州の、ベルリンから離れた地域では、過疎化も深刻ですからね。この調子で行けば、そのうち人が居なくなるような地域はたくさんあるだろうから、それを嘆くんじゃなく、開き直って、今から自然保護区にしてしまうのもアリだと思います。そうすれば、人が居なくなってただの荒れ果てたところになるんじゃなく、自然のなかに消えていくという感じになるんじゃないかな。

そういうところで「エコツーリズム」をやるのもいいし、動植物がのびのびできる場所になってもいいし、ベルリンが嫌になった人がひっそりと暮らせるところになってもいいし。
実際に、南ブランデンブルク州のどこだったかでは、いなくなったはずのオオカミがポーランドから戻ってきたそうですし(笑)、こんな自然保護区作ったら、いろんな動植物が復活するかもしれませんよね。

いいじゃん、こういうの、どんどんやってよ\(^0^)/

そのうち、州の半分くらい自然保護区になっちゃいそうなブランデンブルク州でした♪

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by KIKI-Brandenburg | 2008-02-08 07:14 | 自然保護区/公園

国立公園(7):行ってみよう!

長々と続いてきた国立公園シリーズ、これで最終回です。

めでたく(?)エコツーリズムも解禁されたわけですし、実際に行ってみましょう。
オーダータールというのは、ベルリンからかなり離れているので、Cゾーンのように気軽にふらり、というわけには行きません。でも、せっかくだから、この地を訪れる際のヒントをいくつかご紹介します。

私のように車を使えない人は、ゴトゴトと電車に揺られて、終点のシュヴェートまで行くのが一番簡単です。持っていくものはなんと言っても自転車!
ベルリンから出かける場合は、自転車持参でいくのが賢いでしょう。街の中を移動するにも便利ですし、国立公園に沿って、「オーダー・ナイセ・サイクリングコース」の一部があるので、ここまできてサイクリングをしない手はないのですっ!

街の中に国立公園のインフォがあるので、そこで情報収集をしたら、川のほうへ向かいます。そうすると
a0104785_4475263.jpg

こんな、大きな橋があるはず。これがポーランドに続く道です。

この川はオーダー川ではなく、それと平行して作られた水路です。
この川の向こうに湿地帯が広がっていて、それを超えるとオーダー川の本流があり、それがドイツとポーランドの国境です。国立公園の中は、決められた場所以外、自転車で入る事はできないし、サイクリングコースはこの水路に沿って作られています。

以前、ヨーロッパ民俗学のゼミでこのエリアを自転車で回ったときは、シュヴェートから南下して、国立公園の博物館&事務所があるクリーヴェン (Criewen) という村に行きました。
シュヴェートの中心地では、水路は幅も広いし、岸辺もキッチリ整備されていますが、ちょっと外れるとこんな感じ。
a0104785_4482517.jpg

自然の川みたいでしょう。

サイクリングコースはこんな感じ。右が水路、左が国立公園。
a0104785_4485593.jpg

ちゃんと舗装されているので、快適なサイクリングができます。時々車も来るけれど、基本的に自転車しか通らないようなところなので、のんびりシャコシャコこいでいると本当に気持ちいい。

a0104785_4492539.jpg

延々と広がる湿地帯。その上をひゅーんと鳥が飛んでいたりして、静かでいいですよ。

このサイクリングコース、かなりオススメなんですが、実際に行くとしたら・・・

・飲み物&食べ物を持っていく
・どこから帰るか前もって計画を立てる


という、この2点を忘れてはいけません。

シュヴェートを離れると、北上しようが、南下しようが、村しかありません。ところどころにレストランはありますが、数も限られているし、気の利いたスーパーなどは見当たらないので、食料と水は確保しておくのが賢明です。

サイクリングコースは延々と続いているんですが、問題は電車の駅がないということです。ベルリンに電車で帰るとなると、シュヴェートまで戻るのが一番確実です。
シュヴェートから南下する場合はアンガーミュンデ方向の駅に、北上する場合は国境の駅タントウ (Tantow) あたりに行くのもいいでしょうが、どっちにしろ、サイクリングコースからは結構離れているし、そもそも、電車の本数があまりないので、気をつけましょう。

「ドイツの秘境」なブランデンブルク州の中でもかなりの「秘境」と思われるオーダータール。今後、どういう発展をしていくのか、まだまだ目が離せません。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-02-07 05:11 | 自然保護区/公園

国立公園(6):法改正

晴れてオープンしたものの、厳しい自然保護規則で住民とのトラブルが続いた、国立公園ウンテレス・オーダータール。これを見かねたブランデンブルク州は解決策に乗り出します。

以前にも説明したように、ドイツの国立公園というのは、州のレベルでいろんなことが決められて、それを国のレベルで承認する、というスタイルをとっています。だから、国立公園に関わる直接的なことは州が管理できるんです。

国立公園をめぐるごたごたには、簡単に言うと、次の人たちが関わっています。

近隣の住民:自然保護に反対ではないけれど、人間の生活も考えて欲しい
企業:経済活動を規制されるのは困る
農業/漁業関係者:自分たちの生活基盤を脅かさないで欲しい
観光業:エコツーリズムをもっとやりたい

               VS.

国立公園:厳しい規制は当然のこと
自然保護団体/研究者:自然保護が第一
ブランデンブルク州:せっかくの国立公園をつぶすわけにはいかない

それぞれの立場を考えると、もっともな言い分ばかりです。
しかし、いつまでもギクシャクした関係をつづけるのは無理ですし、せっかくの国立公園なんだから、みんなに愛されるものであってほしいですよね。そこでブランデンブルク州は法改正に乗り出します。

2006年の10月、ブランデンブルク州議会で国立公園に関する法律が改正されました。住民の側に大幅に歩み寄った、大胆な妥協案です。

まず、みんながやきもきしていたタイムリミットを帳消しにしました。
国立公園は、面積の半分以上が一般の人が入れない地域(Totalreservat)でないといけなくて、それを2010年までに確立するというのが当初の法律で決められていました。この、2010年というリミットをなくしてしまったのです。
え、そんなんでいいの?と思ってしまいますが、期限をなくしただけで、面積の半分以上をTotalreservatにするという目標は変わっていません。それまでなくしてしまったら、国立公園の資格を剥奪されかねませんからね。
なんだか、詭弁という感じがしないでもないですけど、これで国立公園側が焦ることもなく、住民に無理強いすることもなく、まぁ、ぼちぼちやっていこうや(^^)、ということになったわけです。

そして、住民にとってよかったのは、エコツーリズムが解禁されたことです。
もちろん、一部の限られた地域ではあるものの、水泳、散策、カヌー、乗馬、キノコ狩りなどができるようになりました。これで、地元の人々が気軽に自然を楽しめるようになり、さらに観光客にもそれなりのアクティビティーを提供できるようになりました。

あとは、ごく一部の伝統的な漁師はTotalreservatで釣りをしてもいいとか、企業が求めていた道の建設もOKされました。(規模はかなり小さくされたようです)

ちょっと、ブランデンブルク州、
そんなに妥協していいんですか?!
と、私はびっくりしましたよ。
でも、このくらいまでやらないと、もうニッチもサッチもいかないところまで来ていたんでしょうね。この法律は、「自然が自然のままでいられる」という国立公園の理念に反しているんですけれど、そんなことを言っていると住民から総スカンを食って、国立公園の存続そのものが危うくなる、という危惧があったんだと思います。

何事も妥協・・・。

なんだか、すごくブランデンブルク州っぽいな
理想を追う余裕がないというか、なんでいつも切羽詰って妥協なんだろう、という気がしないでもないけど、ま、いいじゃん、ブランデンブルク州の国立公園らしくて。これでみんながそこそこハッピーになれるならいいじゃん。
写真はブランデンブルク州の環境省www.mluv.brandenburg.deより
a0104785_01253.jpgま、カタイ事いわず、どうよ、カヌーでも(笑)。カヌーが環境にどういう悪影響を与えるのか知らないけれど、観光客としてなら、私も一回乗ってみたいです。自然を肌で感じながらゆっくり過ごすなんて、なかなかいいじゃん、と思う私は、環境保護のなんたるかを分かってない俗物かもしれませんけどね、いいと思いますよ、私は。

ということで、国立公園をめぐるいざこざは、なんだかゆる~く、解決してしまいましたとさ♪

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by KIKI-Brandenburg | 2008-02-01 00:41 | 自然保護区/公園