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ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

      ★お願い★
このブログ内の文章や写真に興味を持って引用/転載してくださる場合は、出典として明記してください。ネットの場合はリンクを張ったりトラックバック機能を使ってください。そして、そんな名誉なことがあれば、KIKIはぜひ知りたいので、ご連絡ください。

このブログはKIKIが趣味としてやっているものです。不快なコメントなどは削除しますのであしからず。

記事の内容に並々ならぬ興味をそそられた方、KIKIと直接コンタクトを取りたい方はメールでどうぞ。
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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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調査旅行(4):村のプロジェクト

3日目。ポーランド。

今日の目的地は、辺鄙な村にあるプロジェクトです。日本語に上手く訳せないんだけれど、共同体というか、自分達で農業や教育のプログラムを立ち上げてやっている組織を訪れます。

そのプロジェクトの一帯というのは、のどかといえばいいんだけれど、本当に「何にもない」ところです。失業率は高いし、若者は出て行ってしまって、社会が機能するベースがガタガタになっている、そんな地域。
そこにドイツなどから、フロンティア精神に溢れた農家の人や技術者や教育者などが来て、ボロボロだった建物を作り変え、畑を耕し、農業の基盤を作って、一緒に仕事をして暮らしています。
悪く言えば、植民地化みたいなもんですが、外から技術や知識がもちこまれることによって、ニッチもサッチも行かなくなっていた地域に職ができ、経済的・文化的な地盤ができるんです。

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ここで農業をしているおじさんが説明をしてくれました。このおじさんはオランダ人だそうですが、パーフェクトなドイツ語を話す人で、本当はポツダムの近郊に住んでいるそうです。農業に理念と理想がある、有機農業のプロです。自然のリズムや植物や動物のことをちゃんと知っていて、それに合った農業をすれば、農薬や化学飼料に頼らない農業ができるそうです。

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牛がいる厩舎は外からの風や光がちゃんと入るように工夫されています。干草をたっぷり食べて大きくなります。

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牛を育てて野菜を作るだけでなく、ここではハーブティーも作られています。もちろん無農薬。刻んだバーブをこんな風に広げて、後ろの乾燥機で乾かします。

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ここでは、ハーブのエキスを抽出してジュースを作っています。単純に汁を絞るだけでなく、いろんなハーブを配合をして、ねかせて、エキスだけを取り出すので、とても手間がかかっています。もちろん、香料や着色料などの薬品は一切使いません。

こういう、お金儲けのためではなく、むしろ私財をはたいて、自分達の理念にそった、(大げさな言い方をすれば)理想郷を作る人や団体というのが、ドイツには結構あります。
特に、旧東ドイツには、都会を離れて暮らす若者や子供連れの共同体なんかがたくさんあって、有機栽培や芸術活動をしながら、環境に優しい暮らしをしています。既存の社会システムではできない暮らしが、田舎の誰も居ないようなところならできるんですね。
もちろん、全て自分達でやっていかないといけないのは大変ですし、上手く行く保証はないけれど、社会の枠にはめられず、自分達の理念とテンポで暮らしていけるというのは、とても贅沢な生き方かもしれません。(つづく)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-31 22:26 | 調査旅行

調査旅行(3):有機農業

2日目。ポーランド。

今日は有機農業をやっている農家を訪れます。ヨーロッパアカデミーから自転車で駅まで行き、電車で移動してから、農家のある村までまた自転車。
途中で雨が降ってきて大変でした(涙)。

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着いたのはこんなところ。
まず、このテラスでみんな座って、農家のおばさんにインタビューをしました。ベルリンからポーランド語の通訳のお兄さん(ドイツ人)も同行しているので、今回は通訳を通してのインタビュー。これは結構めんどくさいです。やはり、自分で理解できる言語のほうが、ニュアンスなんかが伝わっていいです。

ちなみに、参加者の一人はドイツ育ちのポーランド人だったんですよね。「僕はポーランド人です」って言われないと気付かない、というか、言われても「え?」っていう感じに、パーフェクトなドイツ語を話す人なんです。
私は以前別のゼミで一緒だったので、彼がポーランド人だと知っていたんですが、先生たちはそのことを行きの電車の中で初めて知ったんです。彼の母語はポーランド語なわけで、通訳をわざわざ雇わなくても良かったような(^^;)。
通訳のお兄さんが疲れたり、「うーん」となった時は、彼がつらつらっと訳しちゃうんです。ポーランドのできるドイツとドイツ語のできるポーランド人が両方いて、ドイツ語とポーランド語が行ったりきたりするのって、なかなか面白いシーンだけど、集中してると疲れます。

インタビューのあとはお昼ご飯。ここのおばあさんが作ってくれました。パスタ入りの野菜スープ、メインの肉料理、付け合せのジャガイモ、リンゴのケーキと、かなり豪華。そして美味しかった!!
牛肉にかけるソースが信じられないほど美味しくて、ちゃっかりレシピを聞きました(笑)。

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たらふく食べた後は、農場を見学しました。
この農場では、牛をたくさん飼っています。・・・あ、さっき食べたのもここに居たのかな。フェンスの前で農家のおばさんの話を聞きます。

といっても、ベルリンから来た皆さん「牛だー!」という興奮の方が大きい(笑)。
みんなセッセと牛の写真をとります。餌でももらえると思ったのか、牛もどんどん近づいてきました。

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牛だらけ。種類の違う牛が一緒に飼われています。真ん中の茶色い牛、鼻に黄色い輪をつけています。よく見ると、上に向かってトゲがいくつかでているんです。なぜこんなものをつけているか分かりますか?
この牛、離乳の時期なんだそうです。お母さん牛からお乳をもらおうとすると・・・トゲがおっぱいに当たってお母さん牛が嫌がって飲ませてくれないので、自然と草を食べるようになるんだとか。簡単なようで、なかなか思いつかないトリックですね。

さて、インタビューもしたし、美味しいご飯を食べたし、牛もたっぷり見たし、そろそろオイトマしましょうか。
来た道をまた自転車でもどり、延々と電車に揺られ、今度はもっと「奥地」の村に行きます。(つづく)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-31 21:07 | 調査旅行

調査旅行(2):ヨーロッパアカデミー

第1日目。
朝10時15分にベルリン中央駅に自転車持参で集合。そこからずっと北上して、ブランデンブルク州北部のウッカーマーク郡のアンガーミュンデ (Angermünde) という街まで行きます。
そこからポーランド北西部の中心地、シュテティン (ドイツ語:Stettin ポーランド語:Szczecin) 行きの電車に乗り換えます。アンガーミュンデも、シュテティンも、本で詳しく書いたので読んでね☆

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シュテティンの駅はこんな感じ。大きな街の駅の割にはガランとしてて、近代的な雰囲気がありません。乗り換えまで30分以上あったのですが、街に行くには時間が足りなかったので、今回は駅だけ。
ド甘いミルクアイスと、ポーランドに来るたびに買っているお気に入りのお菓子を売店で買って、ポーランド気分を噛みしめました(笑)。

シュテティンからゴトゴトと電車でさらに北上。

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こんな辺鄙な駅で降りました。ちなみにシュテティン駅で待っている時から、雨がやんだり降ったりだったんです。この駅から今日の目的地かつ泊まる場所まで自転車で行くので、参加者の皆さん、雲行きが気になっています。

とはいえ、なんだかラッキーに晴れてきて、調査旅行初の自転車移動開始。
結構車が走っているところを30分くらいえっちらおっちら行きました。

目的地は、「ヨーロッパアカデミー」という、EUなどの援助を受けている文化センターみたいなところです。セミナーをやったり、若者の交流を図ったりするのがメインですが、地元の人が結婚式などのパーティーをすることもできるようになっていて、私達が行った時も、結婚パーティーの真っ最中でした。

まずは、そのセンターのボスのドイツ人女性の話を聞いて、そのあと周辺を案内してもらいました。
私達がセンターの外の通りを歩いている時、自転車に乗ったおじいさんが通りかかって、ドイツ人のボスのオバサンとポーランド語で挨拶をしました。そしてそのおじいさんは、私達がベルリンから来ているとわかると、ドイツ語で話を始めました。上手というわけではないんだけれど、妙に慣れた口語っぽいドイツ語です。
なんとそのおじいさん、戦争中、強制収容所にいたそうです。
偶然とはいえ、そんな話を聞くとギョッとしますね。ポーランドの北西部は第二次世界大戦後までドイツ領だったので、ドイツ語ができるお年寄りが多く、地名も今ではポーランド語ですが、かつてはドイツ語風でした(シュテティンもそうですね)。

センターで、なんだかポーランドチックな(ソーセージとか、塩気が強くて肉を使ったものが多い)晩ご飯を食べて、私はもうかなりオヤスミモード。しかし、グループの皆さんはまだ元気。
ドイツでご飯の後にすることといえば・・・散歩。
当然の如くみんなでお散歩です。それも延々と。
そして、お散歩の後は、またボスのオバサンの話を聞いて、参加者一人の口頭発表を聞いて、もう私はかなりよぼよぼ。長距離移動+知らない場所+ノンストップのドイツ語丸一日ですからね。
10時くらいになってようやくお開きかと思いきや「飲んで駄弁りましょう」ということになるんです。え~、みんな、疲れてないの?!

こういうときにムリをすると、翌日使い物にならないということは経験として知っているので、私は「お酒飲めないし(ホントです)疲れてるので寝ます」と言ってパス。
こういうの、日本でやるとヒンシュクかもしれないけれど、ドイツだと「あ、そうなの」でアッサリ許してくれるんです(^^)

センターの中にはホテルみたいな部屋がいくつもあって、今晩はそこの2人部屋でアンガーミュンデ出身のRちゃんと相部屋です。

長い長い1日がようやく終わりました。(つづく)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-31 06:57 | 調査旅行

調査旅行(1)ヨーロッパ民俗学

私が専攻するヨーロッパ民俗学というのは、とても説明が難しい学問なのですが、すっごく簡単にいうと、「気さくな社会学」です。理論も大事だけれど実践も大事。フィールドワークやインタビューという手法が重視されています。
扱うテーマは本当に何でもアリで、哲学・歴史・文学・メディア・サブカルチャー・社会問題、その気になればなんでも研究テーマになります。1つの学術分野に固執するのではなく、もっと広く、いろんな視点から物事を多角的に見る―「学際的」といいます―そういう姿勢とそのための柔軟性がとても大事なんです。

私はそんな学問を専攻していて、日本でいう修士課程にいるわけですが、卒業するのに必要な単位の中に、「1日以上の調査旅行」というのがあるんです。個人ではなく、ゼミの枠内で行われる調査旅行に参加しないと卒業できません!

それで、この夏学期に行われたゼミで調査旅行に行ってきました。

5泊6日、ポーランドとドイツ、チャリの旅!


ゼミのテーマは、簡単に言うと「ポーランドとドイツの田舎で行われているプロジェクト」で、方向性としては有機栽培とか、エコロジーとか、自然保護とか、教育とか、そういう感じです。

移動には電車も使うんですが、何しろ調査の対象がドのつく田舎で、交通の便が悪いので、自転車が必要です。ベルリンからミニバスをチャーターしたほうが・・・なんて、ダメダメ!自転車ほど環境に優しい乗り物はないんですから(笑)。

そんなゼミなので、主催する側も参加する側も必然的におそろしくタフでエコロジー。
ヨーロッパ民俗学の学生というのは、なかなか多彩で面白いんですが、今回のゼミの参加者は特に多彩でした。

ベルギー人(フランス語圏だけどドイツ語はネイティブ並)の女子留学生
デンマーク人の女子留学生
スイス人(ドイツ語圏)の男子留学生
ルーマニア人の女子学生
ポーランド生まれドイツ育ちの男子学生

それに、ドイツ人女子学生4人(ブランデンブルク州、チューリンゲン州、ザクセン州、ニーダーザクセン州、)とドイツ人男子学生(どこの人かな?)1人。

先生は女性2人で、ザクセン州と(多分)ニーダーザクセン州出身。

そして、トドメはコテコテ日本人の私!

意図的に多国籍にしたのではなく、自然とそうなったんです。ある意味、何でもアリのベルリンとヨーロッパ民俗学を体現したミックスです。
もちろん、使用言語は100%ドイツ語。多国籍とか、インターナショナルというと、なんでも英語、みたいな雰囲気がありますが、こうやってドイツ語を使ってみんなで何かをやるというのも悪くありません。参加者のだれも英語のネイティブではないしね。

今までの大学での経験からすると、こういう男女混合で、私以外にも外国人がいるとグループは(気分的に)楽です。逆に言うと、ドイツ人の女性たくさん+私、というのはシビアです。容赦なく彼女らのペースで事が運んでいくんです。胃が痛くなります。

さて、そんなことは置いておいて、調査旅行。
今回行ったエリアというのは、ブランデンブルク州の北の外れのポーランドと国境を接しているところと、その東の、ポーランドの北西部。
歴史的にポンメルン (Pommern) と呼ばれていた地域です。ブランデンブルク州の北に、旧東ドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン (Mecklenburg-Vorpommern) という州があるのですが、そのフォアポンメルンのポンメルンです。本にもちょっと書いたんですが、このポンメルンには第二次世界大戦後にドイツになったフォアポンメルンと、ポーランドになったヒンターポンメルンという地域があるんです。今では別の国ですが、歴史的には深いつながりのある土地なんですね。

ま、そんなマニアックなことを地図なしで話しても混乱するだけなので、前置きはこのくらい。
そんなところに、この6月、ベルリンの多国籍軍は自転車持参で行ったのです。言うまでもなく、怒涛の5泊6日だったわけですが、語りだすと長い話(いや、ホント・・・)なので、愚痴はホドホドにして、いくつかのポイントに絞ってお話します。

調査旅行のはじまり、はじまり・・・

(つづく)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-30 02:18 | 調査旅行

魔女が踊る場所:ターレ (Thale) (2)

(うまく写真がアップできてなかったらごめんね!)

インフォのおじさんは1時間で「魔女が踊る場所」に行けると言っていたショートカットコースですが、のんびり写真を撮ったり、休んだりしているともう少しかかります。

登っていくと、車の通れる道に出ました。近くには野外劇場があって、結構たくさんの人がいます。ここからはアスファルトのなだらかな坂です。「魔女が踊る場所」まであと300メートルくらい。ドキドキ。

坂を上りきると・・・駐車場。かなり広くて、車やバイクや人でいっぱい。お土産やさんやカフェや子供の遊び場もあります。

あの・・・私、もっとしみじみしたところを想像してたんですけど。

魔女が踊るところってどこ?魔女、魔女・・・あ、これかな?
大きな石が円形に並べられているところに魔女らしき彫像が。みんなそこで写真をとっています。

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それにしても・・・この魔女、ちょっとひど過ぎ(笑)。スッポンポンだし、お尻に蜘蛛とまってるし、ネズミもいるし、何より非常に醜い。

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そんな前でみなさん楽しそうに記念撮影。あ、坊や危ないっ!とっさに掴むのはやはり魔女の長~い鼻。たくさんの人が触っていくので、ピカピカになっています。

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こっちの石の上には悪魔がいます。同じくスッポンポンで・・・醜い。片方の足は動物のヒヅメになっています。

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そしてこれは・・・あはは、ブタみたいなモンスター。犬みたいにしっかり座っていてなんだか妙に凛々しいなぁ。

みやげ物屋さんでは魔女の人形などがたくさん売られていました。せっかくだから何か買っていこうかな、なんて思ったんですが・・・
魔女、みんな怖くてエグイ顔してるんです。魔女の本場(?)ドイツでは、魔女というのは醜いと決まっているようで、かわいらしい魔女がいないんです。日本だと、「魔法使い」という感じでかわいい魔女のキャラクター(魔女の宅急便のキキとか)いるのにね。
さすがに、怖そうなおばあさんを部屋にぶら下げる気にはならなかったので、魔女グッズは断念(^^;)

展望台から景色を眺めて、その隣にあるホテル(ホテルまであるんです!)のレストランでケーキを食べてちょっと一息。
いやはや、「魔女の踊る場所」がこんなに観光地化されているとは知らなかった。

私もゾヤ君も、来た道を下って山のふもとまでいく気力がなかったので、帰りはロープウェイで降りました。お一人様3ユーロ。ほとんど待つことなく乗れました。

高所恐怖症というわけではないけれど、結構ドキドキしました(^^)
キョロキョロ見ていたら、背後の山の斜面にすーっと光がさしました。何てことないようで、こういう光景をしばらく見ていなかったので妙に感動。
私達が1時間以上かけて登ったところも、ロープウェイではあっという間でした。

ベルリンから週末チケットを使って日帰り旅行をするとなると、交通の便がいいターレがお手軽ですが、ここを起点にしてハーツ地方を本格的にハイキングするのも楽しそうだなと思いました。
ターレの3つ前の駅はクヴェドリンブルク (Quedlinburg) という、ユネスコの世界遺産になっている、中世の町並みがとてもきれいな街です。今回は時間がなかったんですが、前回ターレに来た時は、ハイキングの後に観光しました。
ハーツ地方には、ザクセン=アンハルト州とニーダーザクセン州をまたいだ、ハーツ国立公園もあるし、ブロッケン山もあるし、クヴェドリンブルク以外にも面白そうな街がいくつかあるので、時間とお金があったら(^^)もっと深入りしたいエリアです。(おわり)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-29 04:24 | ハイキング

魔女が踊る場所:ターレ (Thale) (1)

昨日(日曜日)、久しぶりに週末チケットを使って、ザクセン=アンハルト州のハーツ地方(Harz 「ハルツ」と書かれることも多い)の街、ターレ (Thale) に行ってきました。今回のお目当ては・・・

魔女が踊る場所。

ドイツ語でHexentanzplatzといって、直訳すると、「魔女が踊る場所」。
かつて魔女が集まって騒いだり、悪魔や魔物とよからぬことをする場所とされていたとこです。ハーツ地方の最高峰、ブロッケン山では毎年4月30日の夜にドイツ中の魔女が集まるとされていました。これはヴァルプルギス夜祭としてドイツではよく知られています。

そんな、魔女と関わりの深いハーツ地方というのは、ブランデンブルク州の西にあるザクセン=アンハルト州と、その西にある、旧西ドイツのニーダーザクセン州をまたいだ山がちな地域です。ベルリンの周辺には山がないので、ハイキングをするとなると、このハーツ地方がおそらく一番近いでしょう。

さて、ブランデンブルク州の西にあるザクセン=アンハルト州。ブランデンブルク州に負けず劣らず影の薄い州ですが(笑)ステキなキャッチフレースで私のハートをわしづかみにしました。それは・・・

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「私達は早起きです (Wir stehen früher auf)」


冗談じゃなく、本当に州の公式キャッチフレースなんです。統計をとったところ、ザクセン=アンハルト州の人は他の州の人より早起きだったらしい。
なぜこれが州の宣伝になるのかというと、早起きというのから連想させる、働き者だとか、人よりがんばるとか、一歩先を行くとか、そういうポジティブなイメージというのがあるからだそうです。それで、ザクセン=アンハルト州はいろんなところで「私達は早起きです」と断言しています。
この写真は、電車の車体に書いてあったもので、上がザクセン=アンハルト州の紋章。
・・・すごいぞ、ザクセン=アンハルト州。早起きが苦手な私はブランデンブルク州でいいよ(笑)。

さあ、そんな早起きな州の、魔女が踊る場所に行くには、こっちもちょっと早起きをしないといけません。だって、旧東ドイツの東側にあるベルリンから旧西ドイツの境界線に近いところまで行くんですからね。ベルリンから電車で3時間半かかります。
リッチな人は直通の電車とか、新幹線みたいなのを使えばもう少し短い時間でいけるのかもしれませんが、お財布の中身があんまり・・・な(笑)私とゾヤ君のお出かけとなると、頼りは「週末チケット」です。

「週末チケット」とは、「土曜日か日曜日ならドイツ中の電車乗り放題!でも鈍行電車だけね」という、時間はあるけれどお金はない人にはぴったりの切符。一枚33ユーロで、最大5人まで一緒に行けます。
その気になれば、かーなーりお得なチケットなんだけれど、かつては土日有効だったし、この数年でどんどん値上がりしてるんですよ。ちょっと前は30ユーロだったのになぁ。
こんなチケットがあるものだから、毎週金曜日になると私は「週末、どっか遠くへ行こうかな」と落ち着かないわけです(^^)
前もって電車の時間を調べておいて、めちゃめちゃ早起きすれば、一日でスゴイ距離を移動できます。私はこのチケット一枚で、オランダの国境まで行ったことがあります。

今回行ったターレという街は、ハーツ地方ではベルリンから一番簡単に行けるところで、地元の観光地として子供連れやお年寄りなどにも人気がある場所です。

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これがターレのパンフです(見にくくてすみません)。
山のふもとにロープウェイが2つあって、左側の山の上に「魔女の踊る場所」があります。
ロープーウェイで上まで行ってもいいのですが、ハイキングコースがあるので、歩いて頂上まで行く事もできます。前回ターレに来た時は右側の頂上に歩いて行ったんですよ。今回は左側のハイキングコースを行きます。

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街の中にこんな看板がいくつかありました。上にちゃんと魔女がいますよ。
駅の近くにインフォもあるので、まずそこで地図などを手に入れるといいでしょう。

地図などを見ると、魔女の踊る場所に行くハイキングコースは街のはずれからということになっていますが、実はショートカットコースがあるんです。これはインフォのおじさんに聞いて分かったことです。
おじさん、「あぁ、この地図は混乱するだけだからね、本当はここからいけるんだよ」なんて、なんでちゃんと描いてないの~?!
・・・ということで、
☆ショートカットコースの見つけ方☆
ロープウェイの前の道は川沿いのキレイな散歩コースに続いています。そこををしばらく行くと、小さな橋があります。その橋を渡ったところにレストランがあります。そのレストランの脇の斜面からショートカットコースが始まっています。一見すると、けもの道のようにこっそり始まっているので、見落とさないように!ショートカットと言っても、2.5キロくらいあって、ずっとのぼりなので、ちゃんとした靴で行きましょう。

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ハイキングコースはこんな感じ。ごつごつした石でできている道が続いています。周りの木は落葉樹で、緑がとてもきれいです。必要以上の手を加えていない感じで、人の行き来も少ないので、静かに自然を楽しむことができます。

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ハイキングコースの途中の見晴らし台からの景色。
ターレはハーツ地方の入り口にある街で、ここからこんな山の中に行く事もできます。

ハーツ地方の最高峰のブロッケン山は旧東ドイツでは一番高い山なんですが、それでも1142メートルと、日本の感覚からするとそんなに高くありませんよね。当然、その周りほとんどの山は1000メートル以下です。
前回初めてターレに来た時「なんか落ち着くなぁ」と思いました。初めて来たところなのに、どうしてだろう?と考えてすぐに分かりました。・・・実家の周辺の山の風景に何となく似ているんです。
視界のどこかにいつも山があるって、日本では結構普通ですけれど、北ドイツって平地なんです。ベルリンもブランデンブルク州も、信じられないほどまっ平ら。そんなところからターレにくると、岐阜県人KIKIは妙にホッとするのです。ベルリンに片足を突っ込んだブランデンブルク州出身のゾヤ君は山を見ると非日常なものを感じてウキウキするようですけどね(^^;)

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さて、だいぶ上まで登ってきましたよ。私が息を弾ませている横を、ロープウェイがすいすい上がっていきます。「魔女は飛べたんだよな・・・」なんて思いながら、まだまだ登ります。(つづく)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-28 04:04 | ハイキング

アルトランスベルク (Altlandsberg)

ブランデンブルク州というのは岐阜県3個分くらいの大きさがある、かなり広い州なんですが、ベルリンの周辺の地域には結構楽に行けます。今日は、ちょっと前に行った、アルトランスベルクという街と、サイクリングの様子を書いてみます。

ベルリンの地下鉄はベルリン市内だけ、Sバーンと呼ばれる電車は終点がブランデンブルク州である線が多いです。
今回は、自転車持参で、U5という地下鉄の終点駅、フューノウ (Hönow) まで行って、そこから自転車でブランデンブルク州の街、アルトランスベルクに行き、また延々とサイクリングをしてS-バーンの終点駅 エアクナー(Erkner) からベルリンに帰ってきました。

相変わらずというか、早起きが苦手な私が意を決して出かけたのはお昼の12時近く(^^;)。お日様ピカピカの日曜日だったので、「サイクリングにはちょっと暑すぎるかな・・・」とひるんでいたのです。いや、KIKI、行くと決めたら行くんだ!!
愛チャリ、ペーター君でU5の駅、アレクサンダープラッツまで行きます。日曜日は車も少ないし、街の中を走るのもそんなに面倒ではありません。
アレクサンダープラッツというのは、旧東ベルリンのシンボル、テレビ塔の前の結構大きい駅です。U5という地下鉄はこの駅が始発で、そこからベルリンの北東方向に向かって伸びています。

日曜日の昼過ぎに郊外へ向かう地下鉄は全然込んでいませんでした。のんびりゴトゴト各駅停車、いいですねぇ。ちょっと眠くなってきたところで(笑)、終点駅フューノウにつきました。

「・・・あ、なんもないかも」というのが第一印象のフューノウ駅。
駅ではあるけれど、それ以上の機能を果たすつもりはない、という感じで、お店とか、気の利いた案内とかはありません。うかつにも、ボールペンを忘れていたので、どこかで買おうと思ったのですが・・・ない。近くのベトナム系の何でも屋にもありませんでした。うむー。

ま、いっか。サイクリングに来たんだもんね。さっさと行くべ!と、ここからチャリの旅開始。
アルトランスベルクまで、地図で見ても10キロくらいはあります。車のビュンビュン通る道を避けるとなると、さらに遠回りだけど、せっかくサイクリングにきたんだから、静かな道を行く事にしました。

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街を離れると、一面の畑。小麦かな?向こうには、キレイに並んだ並木道が見えます。

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畑の隣のアウトバーン。ベルリンの環状線 (Berliner Ring) です。皆さん、本当にお急ぎですねぇ。私はチャリチャリいくよっ(笑)。

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一面の畑の中に、たくさんの鉄塔が建っていました。車はほとんど通らない道で、人もいないし、すごく静かです。この鉄塔、よほど高圧な電気を送っているのか、ミジミジ音がします。

そんな穀倉地帯を越えて、ようやく、目的地のアルトランスベルクに着きました。
街が出来て今年で777年だそうで・・・それを感じさせるものは街の中にはなかったのですが(^^;)こじんまりした、静かな街です。この街の旧市街地は、本でも取り上げた「町並みプロジェクト」という、旧市街を復活させる、ブランデンブルク州の取り組みの援助を受けています。

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街の一角はこんな感じ。塔の上にコウノトリがいます。コウノトリというのは、塔とか煙突の上に大きな巣を作るんです。こういう光景は、ブランデンブルク州の田舎でよく見かけます。赤ちゃんを運んでくるといわれるコウノトリですが、現実としてはむしろ逆で、少子高齢化が深刻そうな辺鄙な村なんかによくいます(笑)。

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さて、このコウノトリがいる塔のとなりにあるのが、実は私のお目当てだったレストラン。その名も「救貧院 (Armenhaus)」!昔、本当に救貧院だったそうで、今ではちょっといい感じのレストランです。テラスからは塔の上のコウノトリがよく見えます。

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はい、これが私のおそーいお昼ご飯。このレストランはドイツ料理がメインです。私はドイツ料理ってあんまり評価してない人なんだけれど(だってくどいし・・・)、この日は延々と自転車をこいで死ぬほどお腹が空いていたこともあって、こんなコテコテのシュニッツェル(とんかつ)も速攻たいらげました。うん、美味しかった。

救貧院で貪り食った(^^)後は、直線距離にして15キロくらい離れたエアクナーに向かいました。あくまでも、直線距離で15キロですからね。実際はどのくらいなんだろう。その上、サイクリングコースはないところで、激しく迷ったりしたので、エアクナーにつくころはもうくたくたでした。
アルトランスベルクからエアクナーまでは、住宅地が多いので、自然の中でサイクリングをするなら、アルトランスベルクから北上する方がいいかも。

ベルリンの公共交通機関を上手く活用すれば、大して交通費をかけずにブランデンブルク州をエンジョイできます。ちなみに、私は学生定期をもっているので、今回の旅行の交通費はゼロ。低予算でも結構楽しめるもんですよ。

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-24 19:23 | サイクリング

バート・ムスカウ (Bad Muskau)

さあ、ポーランドのマーケットを後にして、ドイツに帰りましょう!
来た方向とは逆(つまり南)には、ザクセン州の街、バート・ムスカウ(Bad Muskau)の国境があります。今日は、このバート・ムスカウという街がテーマです。

DDRの初めのころは、バート・ムスカウはザクセンの地区に属していましたが、その後の地区編成で、東西ドイツ統一後に大部分がブランデンブルク州南部になった地区の一部になります。東西ドイツ統一の後、再びザクセン州の一部になり、今に至っています。
ザクセンでもブランデンブルクでもどっちでもいいじゃん・・・って、ま、そうなんですけれど(笑)、歴史的にザクセンはザクセン王国で、ブランデンブルクはプロイセン王国だったことを考えたりすると、どっちにつくかというのは、街のアイデンティティーに関わることなんですよね。

ブランデンブルクなのかザクセンなのかというレベルで、もうすでにコウモリ状態のバート・ムスカウ。
州境の街バートムスカウは、第二次世界大戦後、同時に国境の街にもなりました。
「オーダー・ナイセ線」というのは、第二次世界大戦後に出来た境界線ですから、それまで川を越えて広がっていた街は分断されました。
東側が全てポーランド国境のブランデンブルク州にも、街の一部がポーランドになってしまったところがいくつかあります。それは・・・えへ、いつもながらですが、本にミッチリ書いたのでそっちを読んでください(^^)

州境と国境の街、バート・ムスカウ・・・。
この街にはユネスコの世界遺産になっている大きな公園、「ムスカウ公園(Muskauer Park)」があります。
この公園をつくったのは、Fürst Pückler(ピュックラー侯爵)として知られる、Fürst Hermann von Pückler-Muskau (1785–1871)という人です。

「あ、ピュックラーってなんか聞いたことある」というあなたは、きっとドイツに住んでいる甘党でしょう(笑)。そう、あのアイスクリームの人!
バニラ味と、イチゴ味と、チョコ味の三色アイスのことを「ピュックラー(風)アイスクリーム」といいます。これがドイツ中で通用する名称なのか知らないんですけれど、ベルリンのスーパーでは「ピュックラー風」と銘打ったアイスが売られています。
この「ピュックラーアイス」はピュックラー侯爵の発明したものではないそうなんですが(←え~?!)、とにかく、三色アイスで有名なこの人、庭を造ったり、小説を書いたり、冒険をしたりと、波乱万丈な人生を送りました。

話が逸れましたが、このムスカウ公園、スゴイのはユネスコだけではありません。
なんと・・・
公園の中に国境があるんです!
この公園が作られたころは、中を流れている川が国境になるなんて、誰も考えなかったことでしょう。ピュックラー侯爵が作った公園、バッサリと川で分断されてしまいました。


ではさっそく、公園の中の国境に行きますよ!

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あ、向こうに警察の車が見える・・・ドキドキ。

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国境の橋のたもとには、ドイツの警察のおじさんと、ポーランドの警察のお兄さんがいました。橋を渡る人はここで身分証をチェックされます。でも、そんなのはかなりいい加減。ドイツ人のゾヤ君の場合は見えたか見えないか、くらいで「あー、はいはい、いいですよ」。私の場合はパスポートをチェックされたけど、その場でパラパラめくって、ちょっと雑談して終わり。

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右がポーランド、左がドイツの警官。この2人、とてもフレンドリーでした。国境のピリピリした雰囲気なんて微塵もなくて、すっかり観光客慣れしている感じでした。私達の写真も撮ってくれたし、写真も撮らせてくれたし。この黒・赤・黄色の縞模様の杭がドイツ国境の目印です。

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はい、これが橋の下のナイセ川。
え・・・お、小川?これが国境??いくらなんでもこれは・・・。国境の手前の橋の下に、もう少し広い川があって、こっちは狭い方なんだけれど、こんな川がオフィシャルな国境です。

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橋はこんな感じ。これはポーランド側からドイツ側を見ています。

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ポーランド側の川岸には、ドイツ側のように、国境の目印が立っています。ポーランドの国旗は上半分が白、下半分が赤なんですよ。向こうで看板を見ているのはドイツ人観光客です。

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左がポーランド、真ん中にナイセ川、右がドイツです。
両国の国境の目印の杭が立っているのが見えますか?ドイツとポーランド、こんなに近い国だったんですね。

キョロキョロ見渡して、写真を撮って、国境を渡って5分もしないうちに、またドイツに戻ってきました(^^)

今ではこんなに気楽に渡れる国境ですが、かつては立ち入り禁止でした。ムスカウ公園もDDR時代にあまり手が加えられず、東西ドイツ統一の後に修復がされました。この公園内には、お城もあるのですが、私達が訪れた時は修復の真っ最中。
今度来るときは、お城にも入れるのかな。ひょっとしたら、もう国境の前の警察官はいくなっているのかな・・・そんなことを思いながら、ムスカウ公園を後にしました。

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-23 06:30 | 自然保護区/公園

ポーランドのマーケット

今回は、ドイツ国境に面したポーランドのマーケットについてお話します。
バラ園の街フォーストに行く前、私達(パートナーの「ゾヤ」、ゾヤのお母さん「オババ」、ゾヤのお兄さん「アニキ」+犬)はポーランドのマーケットに行ったんです。

フォーストよりもっと南、ブランデンブルク州の南の隅っこの国境からポーランドに入って、いくつかの村を越えると、マーケットがあります。
このマーケットは、ブランデンブルク州の州境を越えたザクセン州の街、バート・ムスカウの国境のすぐそばにあります。バート・ムスカウについては次回、詳しく書きますね。

さてさて。
ブランデンブルク州の東側はポーランド。州境=国境なんです。
当然、ブランデンブルク州の人々にとって、ポーランドはとても身近なお隣さんです。
ドイツとポーランドの国境というのは、「オーダー・ナイセ線」。第二次世界大戦後に決められた国境で、オーダー川とナイセ川という2つの川が境です。
ま、この辺のことは本でミッチリ書いてるので、それを読んでもらうとして(笑)、今回は、ポーランドのマーケットの雰囲気をお伝えしましょう。

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マーケットには、大きな駐車場がありました。
とまっている車のナンバープレートを見ると、ブランデンブルク州やザクセン州から来ている車がすごく多い。ポーランドナンバーより多いです。
ドイツ人は国境を越えて物価の安いポーランドに買い物に来ているんです。ポーランドもEUに加盟しているので、ドイツ人は「ちょっと買い物に行ってくる」と気軽にポーランドに行けるんですよ。
もちろん、ドイツ人が大挙して買い物に来ることはポーランド人にとってもいい商売になるので、こんな大きなマーケットが国境沿いにあるのです。

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ここは花屋さん。
上の看板、ドイツ語で書かれていますよ。
このマーケットではドイツ語とポーランド語が入り乱れています。

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ポーランドではタバコが安いので、買っていくドイツ人がたくさんいます。
ヨーロッパだと、タバコのパッケージの表面に、「タバコを吸うと死にます」とか、おどろおどろしいメッセージが黒枠の中に書かれているんですけれど、ポーランドのタバコの警告文はポーランド語で書かれています。
機会がある方は、ベルリンやブランデンブルク州でタバコを吸っている人や、ポイ捨てされているタバコの空き箱をよく見てみましょう。結構な確率で、その警告文がポーランド語ですよ。
・・・え、こんなこといちいち気に留めるの、私だけ(^^;)?

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小さなお店が道沿いに並んでいます。
その前を、車がひっきりなしに走っていきます。
軒先で品定めをしたり、あちこち移動する人も多いので、かなりの混雑です。

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こちらは、車が入れない道。
小さな店の面積をフル活用して品物が並べられています。
「これなんだろ?」なんて足を止めると、すかさずお店の人が声をかけてきます。彼らはどうやらみんなポーランド人のようで、見慣れないアジア人の私にもドイツ語で声をかけてきます。とにかく数をこなして慣れたという感じのドイツ語で、聞いてもいないのに説明をはじめます(笑)。

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お店は道沿いだけではありません。こんな風にたくさんのお店がずーーーっと連なっているところもあります。イスタンブールのバザールか、ニューヨークのチャイナタウンか、といった雰囲気です。
扱っている商品は様々ですが、服飾系が多く、かなり安い・・・けど、なんだかなー、私の趣味ではないな、というのが正直な感想です。コピー商品なんかもかなりあるんじゃないでしょうか。ポーランド産だから安い、というのではなく、どこかで安く作ったものを叩き売っているという感じです。

フラフラ歩いて気づいた事。
まず、ドイツ語を話している客は比較的年齢が高いです。50+がかなりの割合を占めていました。ポーランド語を話している客はずっと若いです。どちらとも男女比は半々くらいかな。
そして、空気が悪い。道に面したところでは、車の排気ガスが気になり、車の来ないところではタバコの煙が結構キツイ。
CDを売っているお店なんかで音楽を流しているのがいくつかあったんですけれど、流れているのはドイツ語のカントリーソング。エーデルワイスとかがついた民族衣装着た歌手がルンルン歌って、みんなで腕を組んで踊って、リズムに合わせて拍手拍手ー!みたいな、もう、私にとっては悪い冗談のようなああいう歌。・・・分かる人は分かるでしょう。演歌のドイツバージョンです。ああいうのが聞こえました。

初めて来たところだから、ゆっくりいろいろ観察したいと思う一方で、さっさとドイツに戻りたいとも思いました。
このマーケットはドイツ語が第一言語で、ユーロが通じる、ポーランドなのにドイツみたいなところです。でも、そのドイツというのは、私が馴染んだドイツではありませんでした。
国境沿い、それも、経済格差のある国が接する街には、こんな微妙な空間ができあがるのかもしれません。

さぁ、ドイツへ戻りますよー!

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-22 09:47 | 国境の街

パレツ宮殿(4)

さて、お目当ての宮殿も見たことだし、あとはベルリンに帰るのみ。
来た道を戻ってポツダム中央駅に行くのが無難そうだったけれど、一度通った道じゃあ面白くない・・・ということで、ポツダム中央駅から1つ西に行った、ヴェアダーという街から電車に乗ることにしました。ヴェアダーは、本でもたっぷり取り上げている、果物で有名な街です。

ポツダムの周辺というのは、湖や川や運河がたくさんあります。
ウォータスポーツをしたりするにはもってこいなのですが、移動するのはちょっと面倒な時があります。直線距離にすれば近いのに、橋や船着場まで行かないと向こうに渡れないから、回り道をしなければいけないことが多いんです。

そんな、川が入り組んでいるようなところに、いちいち橋を架けるわけにもいかないし、そんなことをしたら景観も損なわれるし、大型船やヨットでも通れる橋を作るとなると一大事です。
そこで登場するのが、車ごと乗れるフェリー!

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道が川の前で突然終わっていて、こんな風に車や人が乗れるんです。
写真、ブレブレですみません(汗)。ちょうど私が来たとき、出発する直前だったんです。「早くしないと出ちゃうぞー」って、フェリーのおじさんが言うから大急ぎでパチリ。

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さあ、岸を離れましたよ!
フェリーと言っても、対岸は見える距離にあるので、乗っているのは5分もないくらい。

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フェリーの上で自転車のペーター君も一息。
渡っているのは、ハーフェル川です。ブランデンブルク州の北にある、メクレンブルク=フォアポンメルン州から流れてきたハーフェル川は、ブランデンブルク州とベルリンを通って、エルベ川に注ぎます。
運賃は私とペーターあわせて一ユーロ(160円くらい)でした。

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車はこんな風にキッチリ並んで乗っています。
岸が近づいてきて、皆さんそろそろ車に乗り込もうかというところです。

しょっちゅうここを渡るとなると面倒なんでしょうけれど、たまにこんなフェリーに乗るとわくわくしちゃいます(笑)
無事対岸について、フレンドリーなフェリーの運転手のおじさんにバイバイしたら、また自転車の旅再開!ヴェアダーまで、まだまだあります。

右も左も一面トウモロコシ畑のエリアを延々と走っていきます。
途中で道がよくなって「おー、これはサイクリング客にはありがたいなぁ」と思って、ご機嫌で飛ばしていました。
すると・・・向こうから自転車に乗った人が来て、手前で降りました。道を聞かれるのかな?

「ハロー、ヴェアダーに行くのかい?」
と、いかつい、プロっぽいサイクリングの格好をしたおじさん。
「そうですよ。」
「橋がないんだよ」
「は?!」
「橋がない。道が川の前で終わってるんだよ。」
なんですとー!!!
「というと、今来た道を戻る?え、そういうことですか?」
「それか泳ぐしかないね、あっはっは」

・・・ありえない。でも、どうやらこのおじさん、マジで言っているらしい。
うそー、今来た道戻るの?何キロあったかな。これはキツイよ、うぅ・・・。
突如として運命共同体となったこのおじさんと、ひとまずもと来た道を戻ります。
ちょっと行くと、ラッキーなことに馬を飼っている牧場に女の人がいて、おじさん、その人を大声で呼びました。
「ヴェアダーに行くつもりなんだが、橋がないんだよ、どうすればいいかね」
「あぁ、もうちょっと行ったところで左に曲がれば、べつの道に出るから、そこからヴェアダーにいけますよ」
よかった(T-T)
おじさんは、まだ橋の近くにいる奥さんを呼びに行くと行って消えました。

いやはや、おそるべし。
確かに、途中でいくつか「通行は橋まで」っていう看板はあったけれど、車のことだと思ったんです。車の通れる道はなくなっても、自転車と歩行者の道は続いている事がよくあるから、そういうことだと思ったし、おそらく、あのかなりプロっぽいおじさんもそう思ったにちがいない。「サイクリングコースここまで」とか、迂回の表示とか分かりやすく出しておいてよっ、プンプン。

ふぅ・・・気を取り直してまたシャコシャコ。
このあたりは、畑が多くて、道端にちょっとした店みたいなのを広げているところがいくつかありました。無人のところも、人のいるところもあります。
そんなお店に2軒立ち寄って、合計3個のジャムを買いました。

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これが2軒目のお店。このお爺さんがとってもフレンドリーでした。営業用じゃなく、本当に話し好きなお爺さん。急いでいなかったので、10分くらい立ち話をしました。
お爺さんは77歳で、ポツダム郊外の出身。大きな畑で野菜や果物を作っていて、ニワトリやアヒルやウサギもいるそうな。平日は畑で働き、週末はこうして自分のところで取れたものを売っています。朝は6時に、家の前のハーフェル川で泳ぐのが日課。農作物には農薬を使わず、最悪、虫がついた時に使う程度だとか。

私のこともあれこれ話して、とても楽しかったです。途中で「あ、これは録音機もってきて、ちゃんとインタビューしたいな」なんて、民俗学魂をくすぐられました。
別れ際、「これももっていきなさい」と売り物の梨2つとプラム4つをもらいました。わー、お爺さんありがとう!!

お爺さんにお別れをして、ヴェアダーに向かう途中、早速もらった果物を食べました。
そういえば私、まともにお昼ご飯食べてないんだった。持ってきた水ももうないんだった。
・・・おいしい。本当においしい。

電車がなくても、橋がなくても、こんなうれしい気持ちになれるならいいじゃん。
ながーい日曜の午後はこうして終わりましたとさ。(完)

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-21 02:49 | プロイセン