ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

      ★お願い★
このブログ内の文章や写真に興味を持って引用/転載してくださる場合は、出典として明記してください。ネットの場合はリンクを張ったりトラックバック機能を使ってください。そして、そんな名誉なことがあれば、KIKIはぜひ知りたいので、ご連絡ください。

このブログはKIKIが趣味としてやっているものです。不快なコメントなどは削除しますのであしからず。

記事の内容に並々ならぬ興味をそそられた方、KIKIと直接コンタクトを取りたい方はメールでどうぞ。
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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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ボンボドロン(Bombodrom)をめぐって

最近、ソフトなネタ続きだったので、久しぶりに政治的な話題を一つ。

イースター休暇、ベルリンでのほほんと過ごしてしまった私ですが、実は行こうかなー、と思ってたデモがありました。・・・行こうかなと思うのは簡単で、結局は「寒いしぃ~、遠いしぃ~(--;)」ということで行かなかったわけで、偉そうな事言えないんですけどね。
いずれにせよ、前から気になってる、ブランデンブルク州マニアとしては知らないでは済まされないローカルネタがあるんです。それが

ボンボドロン(Bombodrom)

響きからして怪しいでしょう?一体何でしょう?
・・・Bombでピンと来た人は鋭いぞ!そう、爆弾のBomb、ドイツ語だとBombeですけど、それがヒント。

実は、ブランデンブルク州北部からメクレンブルク=フォアポンメルン州の一部にまたがる、広大な軍事演習場のことです。正式には
Truppenübungs- und Luft-Boden-Schießplatz Wittstock
という名前になるそうで、訳すと「軍事演習・航空/陸上射撃場 ヴィットシュトック」。
もともと、戦後ソ連軍が軍事演習をしていたところで、Kyritz-Ruppiner Heide(キュリッツ・ルッピナー原野)という地域です。どの辺かというと・・・

a0104785_3431720.jpg
(画像はhttp://www.freieheide.de/より)

本の8章で取り上げている、ブランデンブルク州北西部のプリグニッツ地区、30年戦争博物館のあるヴィットシュトックの近くです。
この軍事演習場は、ドイツ東西統一後はドイツ軍が使うことになったのですが、それに地元の住民はもちろん、環境保護や平和団体系の人々が反発し、さらにブランデンブルク州とメクレンブルク=フォアポンメルン州も反対の立場を取るなど、かなり面倒な話になっています。そりゃそうですよ、だって、もし軍が期待している通りになったら・・・

・ヨーロッパで最大の軍事演習場の誕生
・地上での軍事訓練
・空爆の演習
・騒音公害
・環境破壊
・観光業の衰退 
・この地域のイメージダウン etc.

と、地元としては最悪なシナリオが待っているからです。

軍は「爆弾をばら撒くようなことはしない」とかなんとか言ってますけど、そんなん、現実にどうなるか分かりませんよ。立ち入り禁止区域をいいことに、こっそりひどいことするかもしれないし、演習がらみの事故や事件だって起きるかもしれませんよね。

中には「軍が駐屯することで雇用が増えて地元が潤うし、長年軍事訓練が行われてきたようなところは自然保護だのエコツーリズムだのできるような状況じゃない」なんていう、「ボンボドロン賛成派」もいるようですが、
そういうことを言う人を空爆したほうがいい
(ドイツ語の「空爆する(bombardieren)」には集中砲火をあびせるとか、ボコボコにするというようなニュアンスがあります)。ナニ言ってんだごらぁー(怒)

a0104785_4184960.jpgそれで、このボンボドロンに反対するイースターデモというのが、毎年恒例になっていて、今年は5000人ほどの参加者があったそうです。
(写真はMärkische Allgemeine Zeitungより)
今回のデモにはブランデンブルク州の環境大臣 Dietmar Woidke (SPD) や、メクレンブルク=フォアポンメルン州の経済大臣 Jürgen Seidel (CDU)も参加しました。
エライ!是非、来年はプラツェック知事とか、メルケル首相とか(地元結構近いでしょうが!)あたりもがん首揃えてプロテストしていただきたいものです。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-27 04:44 | ブランデンブルク州いろいろ

ブリッツ公園 (Britzer Garten)

晴れました!イースター休暇最終日、ベルリンはようやく晴れました!!

晴れたといっても、気温は5度ちょっとくらいで肌寒かったのですが、雪やあられが降っていたここ数日からすると、感動的に気持ちよくお日様がさしました。

ベルリンに数年住んでみると、「お日様パワー」というものの凄さというのを実感します。北ドイツの冬って寒い上に暗いんですよね。この、暗いのがいかに精神的によろしくないか、お日様がさすのがいかにワクワクすることなのか。北ヨーロッパの人たちがなぜ狂ったように日光浴するのか、数年暮らしてみると納得できます。

それで、すっかりベルリン仕様になっている私は、今日、久しぶりのお日様にうわぁ~い♪となって、ちょっとおめかしなんぞして、一度行ってみたかった公園に行きました。

地下鉄U6の南の終点駅、アルト・マリエンドーフ (Alt Mariendorf) で降りて、バスで数駅行った所に、ブリッツ公園(Britzer Garten)という、大きな公園があります。今日は初めてそこに行って来ました。あ、ちなみに、ここはまだベルリンなんですが、街の外れということもあって、落ち着いた雰囲気があります。この公園は、1985年にBundesgartenschau(んー、なんと訳しましょう?国単位のガーデンニング展みたいなもの)があったところで、90ヘクタールもの広さがあります。

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入り口からすぐのところにはタマゴのなる木・・・イースターですからね、こんな飾り付けをした木がたくさんありました。ぶら下がっている紙には、地元の小学生の春の詩と絵が描いてあります。

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あまり花の咲いていないなかで、とてもきれいだったのがスイセン。冬っぽい風景のなかに、ぱぁ~っと黄色が広がっているとなんだか幸せな気分になります。

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ハッとしたのは、桜。八重桜が5分咲きくらいになっていました。
私、もう何年も日本の桜を見てないんですよね。ベルリンにも微妙に桜はあるのですが、八重桜っぽいのが多くて、お花見って感じじゃないんです。「あの、空を覆いつくすような桜を最後に見たのは何年前かなぁ、今度見られるのはいつだろうなぁ・・・」なんて、ちょっとメランコリックな気分になりました。

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こんな汽車も走っていて、しゅぽしゅぽと無邪気に大気汚染をしていきます。

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広い公園の中にはこんな丘もあります。もっと暖かくなったら、きっとピクニックをする人々で賑わうことでしょう。

この公園、入場料は大人2ユーロです。ベルリンの普通の公園は無料なので、「えー、お金取るの?」なんて思ったんですけれど、広さと手入れの良さと清潔さを考えると、この2ユーロは納得。普通の公園と植物園の中間くらいの感覚です。
公園のいたるところにチューリップの芽が出ていたので、もっと暖かくなったら、公園中、チューリップでいっぱいになってさぞかしきれいでしょう。そのシーズンにまた一度行ってのんびりしたいと思います。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-25 06:18 | 自然保護区/公園

イースター休暇

ドイツは今日からイースター休暇です。
十字架にかけられたキリストが生き返ったことを記念したお祝いで、日本語では「復活祭」と言うそうですが、ドイツ語では「オースターン」(Ostern)という、「復活」とは結びつかなさそうな名前で呼ばれています。まぁ、英語はイースター(Easter)だから、東でOstか、と勝手に意味不明な解釈をしていたのですが、さっき調べたところ、

ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」に由来しているといわれる。(Wikiより)

という、「へー」な意味がちゃんとありました(笑)。

それで、復活祭といえば、ドイツでは

タマゴ祭り

もしくは

ウサギ祭り

だと解釈されても不思議ではないほど、タマゴとウサギがそこら中に登場します。
クリスマスにサンタさんが登場するのと同じくらい、ありとあらゆるタマゴ&ウサギグッズがお店に並ぶんですね。
モトをたどれば、それもゲルマン人の春&豊穣(多産)を祝うお祭りから来ているそうで、どうやらそれがキリスト教の復活祭とミックスされて、なんだか楽しげなタマゴ祭りができあがっているみたいです。

信心深い人は教会にでも行くのかもしれないし、
子供がいる人はちょっとしたパーティーでもするのかもしれないし、
創作意欲にあふれる人は自分でイースターエッグの絵付けなんかするのかもしれないし、
ソルブ人はキレイなイースターエッグをつくってお祝いしているらしいけれど・・・

ソルブ人とも信心深いキリスト教徒とも関わりのない、目下、遅々として進まない論文に頭を悩ませる、なんちゃって仏教徒の学生としては、キリストより、論文を復活させようよ!という状況なんですねぇ・・・はぁ(--;)。
どっちにしろ、大学は4月の半ばまで長ーい春休みなので、4連休といっても全くありがたみが沸かないし。むしろ、この期間はお店が閉まったりして不便です。

とはいえ、世の中の多くの人々はこの休暇を楽しみしていたわけですよね。ところが・・・

天気が最悪。

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このところ、一日のうちにころころ天気が変わって、そのうえ結構寒い日が続いていたんですけれど、今日もそんな一日でした。いきなりザーザー降ったり、あられが降ったり、一体どうなっちゃったんだろう?と思うような天気でした。
天気が悪いのは他の地域でもそうらしく、雪が降ってまるでクリスマスのような雰囲気になっているところや、悪天候で渋滞や事故が起きているところもあるみたいです。ベルリンではあと数日、最高気温が5度を切るような天気が続くようで、また雪やあられが降るかもしれません。

ラストミニットで南の国へ逃げたい気分でいっぱいなんですが(カナリア諸島は22度だって!!)、そんなことしてる余裕もないしなぁ。
論文書くなら、天気なんか関係ない?・・・がんばります(T-T)

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-22 05:10 | ベルリン生活

ゲーリッツ(Görlitz)(3):国境警察の取り締まり

ゲーリッツであった出来事をアップしそびれていました。
今は国境の検問所がなくて、何のチェックもなしで橋を行き来できるわけですが、実は、帰り際にちょっとしたハプニングがあったんです。

ゲーリッツでの用を済ましたゾヤ君と、カフェでのんびりしてから駅に向いました。
午前中はがらんとしていた駅前の通りも、夕方は結構にぎわっていました。
余裕をもって駅に到着。またコトブスで乗り換えて、いざベルリンへ。
えーっと、何番ホームだっけ?なんて思いながら駅の構内に入ると、ユニフォームを着た男の人たちが何人かいました。セキュリティーの人たちなのかな、と思うやいなや、

「国境警察です。身分証を出してください」

えぇ~!!

即効、そのユニフォームを着た数人に取り囲まれてしまいました。服とかに本当に「警察」ってかいてあるし(><)、あぁ、どうやら本気だっ!

するとゾヤ君、間髪いれずに口答え。
「どういう理由でですか?」

警察:「ただの無作為チェックですよ。ここは国境の街ですからね」

ということで、ゾヤ君は身分証を、私はパスポートを見せました。
ドイツ国籍の人って、常に身分証を持ち歩いているんですよね。私はそういうのがないから、普段でもパスポートを持ち歩いています。

ゾヤ君の身分証を受け取った人はどこかに電話をかけています。多分、その身分証が本物かどうか、問い合わせているんでしょう。

私のパスポートを受け取った人は
「おぉ、日本だ!さすがインターナショナルな街だな、ははは」
なんて楽しそう。・・・一緒に笑っちゃった私もなんだけど、いきなりパスポート取り上げておいて、そういう余裕こくのってどうなんですか(--;)
私のビザなどをチェックしながら、私とゾヤに「どこに住んでるんですか」とか、「一緒に住んでるんですか?」とか聞いてきます。
二人とも、やましいことは何もないし、警察の人もフレンドリーな対応だったので、怖いとは思わなかったけれど、

「はい、ではありがとうございました」

と言われてホッとしました。

いやはや、私もゾヤも、ちゃんと身分を証明できるものを持っていたからよかったものの、もし、そうじゃなかったらどうなっていたんでしょうね。
無作為にチェックしているといっても、普通に考えて、「エキゾチックな」外見をしている私(ノルウェーで買ったネパールの帽子なんか被ってたから余計怪しげに見えたのかもしれない)にキラリと目を光らせたに違いありません。日本のパスポートをもってなければ、私は・・・そうだなぁ、韓国・中国あたりはもちろん、ひょっとしたらアジア系のロシア人とか「なんとかスタン」の人くらいになら間違えられるかもしれないし。ゾヤだって、見ようによっては東欧っぽい顔してるし。

国境でのチェックをなくなったといっても、形を変えて、密入国や不正な取引の取り締まりは行われているんだなあ、と実感。
こういう不意打ちもなきにしもあらずということで、国境の街(に限ったことではないけれど)に行く場合は、身分を証明できるものを持っておくほうがいいかもしれませんね。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-17 21:54 | 国境の街

「ザクセン=アンハルト州にはもっとあります」

ベルリンに住んでいる人なら、最近、おもしろい広告を目にしているでしょう。駅とか、道路にどーんと張ってあって、私の心をググッとつかんだその広告とは!

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あぁ、またやってくれたよ、
ザクセン=アンハルト州\(^0^)/

ブランデンブルク州の西にあるザクセン=アンハルト州といえば、以前に「私たちは早起きです」というキャッチフレーズで私のハートをわしづかみにしたわけですが(詳しくはここ)、その早起きなザクセン=アンハルト州が、最近、ベルリンで上のような写真のキャンペーンをしています。

写真がちっちゃいので、ちょっと説明するとですね・・・
真ん中に写っているのは、ピラミッドです。その上に書いてあるのは

Mehr davon gibt´s in Sachsen-Anhalt.
(ザクセン=アンハルト州にはもっとあります)

え?でも、その下に書いてあるのを読むとムフフッとわかります。

3 UNESCO-Welterbestätten im Umkreis von 18 km.
(18キロの範囲にユネスコの世界遺産が3つ)

わかった?わかった!
ピラミッドは、世界遺産を意味していて、「ザクセン=アンハルト州には、ピラミッドと同じくらい価値がある世界遺産が、18キロの範囲に3つもあるんですよ、だから、みんな来てね☆」ということです。

すごいぞ、ザクセン=アンハルト州!

世界遺産があることより、なにより、この自信。スバラシイじゃないか。ここまで堂々と手前味噌やると、むしろ爽やかだね。

ちなみに、その3つの世界遺産とは・・・

・ヴィッテンベルクとアイスレーベンにあるルター記念建造物群
(Die Lutherstätten Wittenberg und Eisleben)
・デッサウにあるバウハウス
(Das Bauhaus in Dessau)
・デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
(Das Gartenreich Dessau Wörlitz)

そして、ザクセン=アンハルト州の自己愛はまだまだ続きます。ポスターの下には
「そこから100キロ行くと、4つ目の世界遺産、クヴェドリンブルクもあります」というオマケも忘れていません。
クヴェドリンブルク(Quedlinburg)は、以前取り上げたハーツ地方の入り口にあるきれいな街で、ザクセン=アンハルト州の世界遺産というと、私はまずこの街が浮かびます。

このポスターにはピラミッドのほかに、タージマハルと、万里の長城のバージョンもあって・・・ぎゃはは、あぁ、素敵だよ、ザクセン=アンハルト州。
すごいやつになると、タージマハルの上に「Mehr davon」、ピラミッドの上に「gibt´s in」、万里の長城の上に「Sachsen-Anhalt」と書かれていて、その3つ立て続けにならんでいます。
写真撮ろうとおもったんですけれど、せっかくですから、ザクセン=アンハルト州がネットで公開しているサイト(ここ)をリンクしておきましょう。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-13 03:19 | 現代旧東ドイツを知ろう

ゲーリッツ (Görlitz)(2):国境

ゲーリッツの中心地の東には、ポーランドとの国境があります。さっそく、ナイセ川にかかる橋まで行ってみましょう。坂道を下っていくと、こんな橋が見えてきました。
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なんだか新しそうな、ちょっと殺風景な感じの、この橋が国境をまたいでいます。思ったより川幅は広いのですが、それでもポーランドはすぐそこです。
「あれ?検問所は?」と思うでしょう?知っている人は知っているだろうけれど、ポーランドはこの12月にシェンゲン条約の圏内に入ったので、ドイツ-ポーランド間の国境検査はなくなりました。ということで、ドイツ側にも、ポーランド側にも検問所はなく、本当に普通の川を渡る気分でポーランドまで行けます。

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ドイツ側の川岸には、おなじみの、黒・赤・黄の縞々の杭が立っています。その隣はカフェになっていて(冬場だからか、閉まっていました)、ドイツで最後、もしくは最初のコーヒーが飲めます(^^)
川の反対側、つまり南の方向を見るとこんな感じ。
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右がドイツ、左がポーランド。

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ポーランドの側の橋のたもとからドイツ側を見ると、川岸の教会がとてもきれいです。この赤と白の縞々は、変わっていく国境をずっと見ていたのかな、なんて、そんなことを考えるとちょっと感傷的になります。

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ドイツ側に戻って、川岸の教会から見た国境の橋。国境だといわれなければ、本当になんてことない景色です。

平日の昼間だったこともあって、それにめちゃくちゃ寒かったこともあって(このあと、雪がちらついたんです!!)、国境を行き来する人や車はそんなに多くありませんでした。暖かくなったら、きっとカフェのテラスでのんびりする人や、自転車で移動する人も増えるんでしょうね。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-11 01:54 | 国境の街

ゲーリッツ (Görlitz)(1):町並み

つぶろぐでつぶやいたように、おととい、久しぶりにお出かけをしました。
5時起きどころか、4時50分起きで出かけた先とは・・・

ゲーリッツ (Görlitz)!!

突っ込む点がすでに2つ。

まず、なんでブランデンブルク州のKIKIがザクセン州に行くんだよ、という点。
実はゾヤ君がゲーリッツに用があって、それにくっついて行ったんです。たまには遠出も・・・なんて、ベルリンからの日帰り旅行となると、遠出といっても、距離的に旧東ドイツから抜け出せない可能性が高いのです(^^;)
いずれにしろ、一度行ってみたい街だったので、ちょうどいい機会ということでね。

二つ目は、Görlitzを「ゲーリッツ」と記してよいのか、という点。
ドイツ語ができる人なら、Gör の発音がいかに難しいかわかるでしょう。
カタカナにして一番近そうなのは・・・ギュェァあたり。でも、さすがにギュェァリッツってのは表記として怪しすぎるし、日本語ドイツ語っぽく、「ゲルリッツ」なんてのもいいかもしれないけど、それだと「オーデル川」並に通用しなさそうなので、ま、簡単にゲーリッツと書いてしまおう。
みんな、ドイツに来たら、恥ずかしがらずに「ギュェァリッツ」って言うんだよ(笑)。

さて、そもそも、ゲーリッツってどこでしょう。
ゲーリッツはナイセ川に面した、国境の街です。川向こうはポーランド。・・・となると、ブランデンブルク州の予備知識が頭に入ってる人なら、大体どの辺か想像がつくでしょう。ブランデンブルク州の東の隅っこを、川に沿ってずーっと南に行って、ザクセン州に入って、そのまま行ったところにあります。「へ?」という人はこの地図を参照。

ベルリンから電車で行くとなると、一番簡単なのは、コトブス経由で南下していく方法です。ちなみに、コトブスからはこんな電車で行きます。
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ドイツ鉄道と提携してる私鉄のConnexの一路線、「LausitzBahn」というので、その名のとおり、コトブスから南の地域、つまりブランデンブルク州の「ニーダーラオズィッツ」と、ザクセン州の「オーバーラオズィッツ」の両方のエリアで走っている路線です。ドレスデンやライプツィッヒにも乗り入れています。
ラオズィッツと言えば、ソルブ人と炭鉱の、あの地域ですが、電車に乗っている限りはその両方の気配は感じられませんでした(笑)。

さて、ゲーリッツの街を見てみましょう。
駅を出ると、旧市街地に向かう道がどんと伸びているんですが、そこの雰囲気がちょっとおもしろい。道沿いには、修復すればすごくきれいになりそうな建物ならんでいるんだけれど、そのかなりが空き家なのです。よく見ると、昔はホテルとか、レストランとかだったみたいで、日本の「シャッター通り」とはちょっと違うけれど、妙にしんとしています。

しばらく行くと、だんだんちゃんと開いている店が増えてきて、旧市街地に入ると、よく手入れされた建物が立ち並ぶ、石畳のきれいな街だという印象を受けます。
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人の行き来が多い広場にはこんな塔があって、時間になると、キンコンカンコン、鐘が鳴ります。この塔のある辺は、ほかの建物もとてもきれいで、「DDRっぽさ」というのは感じられません。
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中心地の広場にいたっては、なんだか「ロマンチック」に、きれいです。綺麗な建物は、最近つくったわけではなく、昔からあるものを丁寧に修復したかんじで、わざとらしさもありません。街の中に教会などの古い建物もたくさんあって、「DDR時代、いったいどういう街だったんだろう?」と思ってしまうほど、美しい町並みが続く街です。

次回は国境を渡ります。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-07 00:55 | 国境の街

保育所か子供部屋か

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今週のドイツの週刊誌「シュピーゲル」に面白い記事があったのでそのことについて触れてみます。上の写真は今週号のタイトルで、特集は

Krippe oder Kinderzimmer
Wie viel Mutter braucht das Kind?

保育所か子供部屋か
どれだけの母親が子供にとって必要か?


ドイツではもう長いこと、保育所を巡る議論があります。特に、3歳児以下の子供預ける事に関しては、政治、学問、個人のレベルでいろんな意見があって、それが少子化とか、女性の社会進出とか、家庭崩壊などの問題と結び付けれて、喧々諤々の議論になってるんですね。

日本のジェンダー系の資料などでも、「ドイツでは3歳児神話が根強く、それが子供を産むことや、女性が仕事を持つことの障害になっている」というような記述をよく目にします。
ドイツって、リベラルなようで、部分的に妙にコンサバなところがあって、その一つが3歳児以下の子供を保育所に預けることです。

といってもですね、日本人の私からすると、ドイツの子育て環境は日本よりずっと恵まれています。児童手当とか、政府からの援助は色々あるし、保険に入っていれば、妊婦の検診はおろか、出産にもお金がかかりません。
でも、ドイツというのは、本当に出来のイイ(^^)お隣さんに囲まれてるんですよね。「フランスはこんな凄いことをしてる」とか、「スカンジナビアはもっと進んでる」とか、比べられる相手国のレベルが非常に高いので、「それに引き換え、まったくドイツはなっとらん!!」といわれ、さらにEUレベルで非難されたりするもんだから、開き直るわけにいかないのです。切磋琢磨できる隣人がいるってスバラシイね~。

それで、今回の特集では、その3歳児神話をめぐる議論がテーマで、いかにこの議論が複雑かつイデオロギーじみているかということが書かれていて、最終的には「現実的に考えて、保育所は必要であり、数だけでなく、質を上げることが大事だ」というような論調で締めくくられています。(←ということは、この記事は保育所に賛成の立場の人が書いてるわけね)

このブログのテーマと関係あることとして、旧東ドイツと、旧西ドイツとの間に、子育ての環境や意見の大きな隔たりというのをあげてみたいと思います。

東ドイツでは保育所に子供を預けて母親が働くというのが一般的、というか、イデオロギーの面から推奨されていたので、子供を預けることに関する批判は今でもあまりないし、保育所の数も多いんです。
今回の記事に出てた数字を出すと、3歳以下の子供を預ける場所の割合(子供100人あたりの席の数)は・・・

旧西ドイツ 8,1%
旧東ドイツ 37,4%


すごい違いでしょう!旧東ドイツの場合、全ての州で30%を超えているんです。具体的に言うとね・・・

ベルリン 36.1%
ブランデンブルク州 38.1%
メクレンブルク=フォアポンメルン州 34. 0%
ザクセン州 31.7%
ザクセン=アンハルト州 51. 4%
テューリンゲン州 36. 3%

ザクセン=アンハルト州なんて、すごいじゃない。
それに比べて、旧西ドイツの州は、一番高いハンブルク市でも17. 6%、一番低いノルトライン=ヴェストファーレン州(ケルンとか、デュッセルドルフなどの大きな街がある州)はなんと5. 2%
この州出身の知り合いが、「保育所なんてずっと待たなきゃいけないし、入れるのなんて宝くじにあたるようなもん」と言っていたのを思い出しました。

「保育所が子供の社会面の発展にどんな影響を与えると思いますか」という質問では、70%のドイツ人が「ポジティブな影響」と答えているんですが、それも内訳を見ると、旧西ドイツは67%、旧東ドイツが80%と、旧東ドイツの人たちが保育所を肯定的にとらえているのがわかります。

私自身、自分で子供を育てたい人はそうすればいいけれど、そうじゃない人や、そうできない人もいるんだから、保育所があるに越したことはないと思っているのですが、現実問題として、旧西ドイツにいると、子供を預けたくても預けられない、(多くの場合)母親が家にいるしかない場合が多いんですよね。
なにかと旧西ドイツと比較されて、ボロクソに言われがちな旧東ドイツですけれど、こんな一面もあるんですよ。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-01 00:44 | 現代旧東ドイツを知ろう