ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

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記事の内容に並々ならぬ興味をそそられた方、KIKIと直接コンタクトを取りたい方はメールでどうぞ。
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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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州選挙の結果

日本で民主党が大勝した30日、ドイツではザクセン州、チューリンゲン州、ザールラント州で州レベルの選挙がありました。
独断と偏見で、この選挙についてサクッとまとめておきます。
いいですか、独断と偏見ですからね。
私の政治志向を考慮したうえで読んでください。

まず、ドイツの政党ですが、キリスト教民主同盟(CDU)を自民党、SPD(えー、日本語訳を忘れました、前の政権を取っていた党です)を民主党だと思うと親近感が沸くかもしれないですね。この2つが大きくて、あとはエコな緑の党(Grüne)、ネオリベラルなFDP、旧東ドイツとはつながりの深い左翼党(Linke)が連立を組むパートナーとして定着しています。
他にもローカルな政党もあるのですが、今回選挙があった州では、影響力はあまりありません。それより気になるのは極右政党のNPDです。

話を元に戻して、今回の選挙の結果。
%の後の数字は議席数、()内は議席数の変化です。

まず、ザクセン州。

CDU 40.2% 58 (+3)
Linke 20.6% 29 (-2)
SPD 10.4% 14 (+1)
FDP 10% 14 (+7)
Grüne 6.4% 9 (+3)
NPD 5.6% 8 (-4)

相変わらずCDUが強いです。今の知事、そう、あのソルブ人のおじさん(「ザクセン州の新しい知事」)もCDUです。
CDUが幅を利かせているのはまぁ、仕方ないとして(?)今回よかったのは極右のNPDが弱くなったことです。事実上のネオナチなので、非合法化したくてうずうずしている人は山ほどいるのですが、なんだかんだ言ってまだオフィシャルに活動をし、議席まで取ってしまう、タチの悪い極右政党。旧東ドイツでは「一番マトモ」なはずのザクセン州でそんなのが議席を取っているというのは本当にヤバイと思うんですが、4議席減ったという事で、ヨシとしておきましょう。・・・それでも緑の党並っていうのは、どうかと思う。NPDが緑の党並に強いのか、緑の党がNPD並に弱いのか。うむ。

チューリンゲン州はもうちょっとマトモな(あくまでも個人的な視点)結果でした。

CDU 31.2% 30 (-15)
Linke 27.4% 27 (-1)
SPD 18.5% 18 (+3)
FDP 7.6% 7 (+7)
Grüne 6.2% 6 (+6)
NPD 4.3%

一応CDUが一番とはいえ、議席を15も減らしたというのは自民党並の敗北かもしれません。この結果を受けて、CDUで知事のAlthaus氏は辞任。
LinkeとSPDがしっかりしていて、緑の党は躍進し、NPDは議席なしっ。(5%に満たないと議席はゼロというルールがあるから)
なかなかいいぞ、チューリンゲン州!


今回一番「えぇっ!」だったのは実はザールラント州です。
西ドイツの小さい州なんですけれど、そこで左翼党(Linke)が議席を今までのゼロからいきなり11も増やす大勝をしたのです。左翼党というのは、DDRの独裁政党が前身な党で、旧東ドイツでは強いんですが、旧西ドイツでは存在感の薄い政党です。それが、西も西、西の隅っこのザールラントで大勝。ひとえに党首のラフォンテーヌ氏がザールラント州の出身だから、ということらしいんですけれど、これは意外でした。

ちなみに、国レベルの選挙が行われる9月27日に、ブランデンブルク州の州レベルの選挙もあります。楽しみといえば、楽しみだけれど、ブランデンブルク州の場合、多分また、ベタに左ですよ、ふっふっふ。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-09-06 06:07 | 現代旧東ドイツを知ろう

ドレスデン空爆とバレンタイン

日本はもう2月13日になっていますね。
2月13日といえば・・・バレンタイン・イブといえなくもないですけれど、ドイツ、特に旧東ドイツではもっとシリアスな記念日です。1945年2月13日から14日にかけて、ドレスデンは大規模な空爆を受け、2万5000人~3万5000人が犠牲になったといわれています。
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ドレスデンの観光スポットとしても有名な聖母教会。空爆で破壊されたあと、DDR時代は瓦礫のままだったのが、2005年になって再建されました。この教会がクリーム色と黒の継ぎはぎになっているのは、かつて使われていた(黒っぽい)石を、どこに使われていたかも調べて再建時に利用したからです。

先日、ドレスデンの空爆に詳しい方とお話しする機会があり、「そういえば、もうすぐ空爆の日だな」と気付きました。その人(ご本人の意向に沿って「nyanagiさん」というニックネームでいきましょう^^)の論文が今手元にあります。ドレスデンの空襲認識について書かれたもので、すごくキレイな論文です。学問的なのに一読して分かる。「日本語がお上手ですね」なんて、日本人の研究者に言うセリフではないんでしょうけれど、つい、そう言いたくなるような論文でした。

肝心の内容はというと、ドレスデン空爆とその被害というのが、歴史的・政治的にどのように解釈されてきたか、なぜ聖母教会が「和解」の象徴になりえたのか、など。空爆被害を受けた都市はドレスデン以外にもあるのに、ドレスデンがクローズアップされているのは、原爆の影で通常兵器による戦争被害、例えば8~10万の犠牲者を出したとされる東京大空襲が日本の集合的記憶から抜け落ちているのと通じるところがあって興味深いです。また、第二次世界大戦において、加害者としてのポジションが確立しているドイツが、被害者としての立場に目を向けるというのは、ともすればネオナチに「ドレスデン空爆は連合国によるホロコースト」という主張を許してしまう。
nyanagiさんの論文は『季刊 戦争責任研究』第59号(2008)に載っているので、興味のある人はどうぞ。

ちなみに、著書の中でドレスデンが無防備都市宣言をしていたにも関わらず空爆されたということをチラッと書いたんですけれど、これは間違いのようです。以前に歴史に詳しい方からご指摘があって、nyanagiさんにも聞いてみたのですが、無防備(schutzlos)であるのと、オフィシャルに無防備宣言をしている街(offene Stadt)というのは別物だそう。

さて、いきなり話をもどすと、2月13日は日本だったらバレンタインの前日で、チョコをあげる/もらうで悶々としている人も多いと思うんですけれど、ドイツではバレンタインって全然存在感がありません。ここ数年でちょっと目立ってきたような気もするんですけどね。
ドイツ人は日本人ほどイベント好きじゃないし、商魂もたくましくないからバレンタインが盛り上がらないんだろうと思っていたんですけれど、ひょっとして、このドレスデンの空爆の記念日と重なっていることと関係あったりして?なんて気がしました。・・・もし原爆記念日とバレンタインが被ったら、チョコだの本命だの義理だの、そういうのやりませんよね(^^;)。

ちなみに、ゾヤ君に「2月13日は何の日か知ってる?」って聞いたら「ドレスデンの空爆の日でしょ」と当然のごとく言われました。「私はバレンタインの前日だと思ってたんだけど」って言ったら、「バレンタインなんてそんなくだらないのはDDRにはなかったし、西ドイツにもなかった。今になってそんなのが流行りだしただけだよ」とバッサリ斬られました。
ま、ドイツ人は日ごろから日本人よりたくさんチョコ食べてますからね。
去年のバレンタインに、ゾヤ君に高いチョコを買ってプレゼントしたんですけれど、ぜーんぜんありがたがってもらえなかったので、今年のバレンタインはスルーします。バレンタインがうっとうしい人はドレスデンを言い訳にするってのも手ですね!「やっぱ、ドレスデンが空爆された日にチョコなんて節操がないから・・・」とか。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-02-13 06:01 | 現代旧東ドイツを知ろう

ザクセン州の新しい知事

先月末、ブランデンブルク州の南のお隣さん、ザクセン州で新しい知事が決まりました。
ザクセン州では、ちょっと前に知事が銀行がらみのスキャンダルを起して辞任することになり、その後継者としてCDUのStanislaw Tillich(スタニスラフ・ティリッヒ)(49)が選ばれました。こんな人↓
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なんだ、またCDU(キリスト教民主同盟)か、またおじさんか(笑)とスルーすることなかれ!この人、ちょっと面白い背景の持ち主です。

まず、ソルブ人です。本の第6章ではブランデンブルク州のソルブ人について書きましたが、ザクセン州の北東部、ドレスデンの北あたりのオーバーラオズィッツ(Oberlausitz)にもソルブ人がいて、彼はその地域の出身。ソルブ人のギムナジウムを出て、ソルブ語だけでなく、ポーランド語とチェコ語も堪能だそうです。オーバーラオズィッツのソルブ語はもともとチェコ語に近いようなので、チェコ語がバッチリなのはそのせいかもしれませんが、ポーランド語ができるのはお父さんがポーランド人だからかもしれません。彼の父親は第二次世界大戦中に強制労働でつれてこられたポーランド人だそうです。

ソルブ人が知事になるのはもちろん初めてのことですが、そもそも、ドイツ東西統一後に、ザクセン州出身の人が州知事になるのも初めて。ティリッヒ氏が知事になったことで、これでようやく旧東ドイツの州の州知事全員が「地元出身の人」になりました。

CDU内でトップが替わっただけなのが私としては面白くないのですが、対立候補は極右のNPDのボスだったそうだから、圧勝するのは当たり前ですね。ちなみに、ティリッヒ氏は熱心なカトリック教徒だそうです。このへんの宗教色の強さというのがブランデンブルク州にはないかも。・・・なくていいと思いますけど。

政治家としてのキャリアはかなりある人で、前知事の時は環境・農業大臣や財務大臣も勤めています。
ザクセン州全体の知事なわけで、ソルブ人だからどう、ということをするわけにもいかないのかもしれませんが、少数民族のソルブ人が政治の表舞台で活躍するというのはなかなか面白い話だし、今後の東欧諸国との関係にとってもポジティブな効果があるかもしれません。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-06-03 19:05 | 現代旧東ドイツを知ろう

ゲーリッツ(Görlitz)(3):国境警察の取り締まり

ゲーリッツであった出来事をアップしそびれていました。
今は国境の検問所がなくて、何のチェックもなしで橋を行き来できるわけですが、実は、帰り際にちょっとしたハプニングがあったんです。

ゲーリッツでの用を済ましたゾヤ君と、カフェでのんびりしてから駅に向いました。
午前中はがらんとしていた駅前の通りも、夕方は結構にぎわっていました。
余裕をもって駅に到着。またコトブスで乗り換えて、いざベルリンへ。
えーっと、何番ホームだっけ?なんて思いながら駅の構内に入ると、ユニフォームを着た男の人たちが何人かいました。セキュリティーの人たちなのかな、と思うやいなや、

「国境警察です。身分証を出してください」

えぇ~!!

即効、そのユニフォームを着た数人に取り囲まれてしまいました。服とかに本当に「警察」ってかいてあるし(><)、あぁ、どうやら本気だっ!

するとゾヤ君、間髪いれずに口答え。
「どういう理由でですか?」

警察:「ただの無作為チェックですよ。ここは国境の街ですからね」

ということで、ゾヤ君は身分証を、私はパスポートを見せました。
ドイツ国籍の人って、常に身分証を持ち歩いているんですよね。私はそういうのがないから、普段でもパスポートを持ち歩いています。

ゾヤ君の身分証を受け取った人はどこかに電話をかけています。多分、その身分証が本物かどうか、問い合わせているんでしょう。

私のパスポートを受け取った人は
「おぉ、日本だ!さすがインターナショナルな街だな、ははは」
なんて楽しそう。・・・一緒に笑っちゃった私もなんだけど、いきなりパスポート取り上げておいて、そういう余裕こくのってどうなんですか(--;)
私のビザなどをチェックしながら、私とゾヤに「どこに住んでるんですか」とか、「一緒に住んでるんですか?」とか聞いてきます。
二人とも、やましいことは何もないし、警察の人もフレンドリーな対応だったので、怖いとは思わなかったけれど、

「はい、ではありがとうございました」

と言われてホッとしました。

いやはや、私もゾヤも、ちゃんと身分を証明できるものを持っていたからよかったものの、もし、そうじゃなかったらどうなっていたんでしょうね。
無作為にチェックしているといっても、普通に考えて、「エキゾチックな」外見をしている私(ノルウェーで買ったネパールの帽子なんか被ってたから余計怪しげに見えたのかもしれない)にキラリと目を光らせたに違いありません。日本のパスポートをもってなければ、私は・・・そうだなぁ、韓国・中国あたりはもちろん、ひょっとしたらアジア系のロシア人とか「なんとかスタン」の人くらいになら間違えられるかもしれないし。ゾヤだって、見ようによっては東欧っぽい顔してるし。

国境でのチェックをなくなったといっても、形を変えて、密入国や不正な取引の取り締まりは行われているんだなあ、と実感。
こういう不意打ちもなきにしもあらずということで、国境の街(に限ったことではないけれど)に行く場合は、身分を証明できるものを持っておくほうがいいかもしれませんね。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-17 21:54 | 国境の街

ゲーリッツ (Görlitz)(2):国境

ゲーリッツの中心地の東には、ポーランドとの国境があります。さっそく、ナイセ川にかかる橋まで行ってみましょう。坂道を下っていくと、こんな橋が見えてきました。
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なんだか新しそうな、ちょっと殺風景な感じの、この橋が国境をまたいでいます。思ったより川幅は広いのですが、それでもポーランドはすぐそこです。
「あれ?検問所は?」と思うでしょう?知っている人は知っているだろうけれど、ポーランドはこの12月にシェンゲン条約の圏内に入ったので、ドイツ-ポーランド間の国境検査はなくなりました。ということで、ドイツ側にも、ポーランド側にも検問所はなく、本当に普通の川を渡る気分でポーランドまで行けます。

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ドイツ側の川岸には、おなじみの、黒・赤・黄の縞々の杭が立っています。その隣はカフェになっていて(冬場だからか、閉まっていました)、ドイツで最後、もしくは最初のコーヒーが飲めます(^^)
川の反対側、つまり南の方向を見るとこんな感じ。
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右がドイツ、左がポーランド。

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ポーランドの側の橋のたもとからドイツ側を見ると、川岸の教会がとてもきれいです。この赤と白の縞々は、変わっていく国境をずっと見ていたのかな、なんて、そんなことを考えるとちょっと感傷的になります。

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ドイツ側に戻って、川岸の教会から見た国境の橋。国境だといわれなければ、本当になんてことない景色です。

平日の昼間だったこともあって、それにめちゃくちゃ寒かったこともあって(このあと、雪がちらついたんです!!)、国境を行き来する人や車はそんなに多くありませんでした。暖かくなったら、きっとカフェのテラスでのんびりする人や、自転車で移動する人も増えるんでしょうね。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-11 01:54 | 国境の街

ゲーリッツ (Görlitz)(1):町並み

つぶろぐでつぶやいたように、おととい、久しぶりにお出かけをしました。
5時起きどころか、4時50分起きで出かけた先とは・・・

ゲーリッツ (Görlitz)!!

突っ込む点がすでに2つ。

まず、なんでブランデンブルク州のKIKIがザクセン州に行くんだよ、という点。
実はゾヤ君がゲーリッツに用があって、それにくっついて行ったんです。たまには遠出も・・・なんて、ベルリンからの日帰り旅行となると、遠出といっても、距離的に旧東ドイツから抜け出せない可能性が高いのです(^^;)
いずれにしろ、一度行ってみたい街だったので、ちょうどいい機会ということでね。

二つ目は、Görlitzを「ゲーリッツ」と記してよいのか、という点。
ドイツ語ができる人なら、Gör の発音がいかに難しいかわかるでしょう。
カタカナにして一番近そうなのは・・・ギュェァあたり。でも、さすがにギュェァリッツってのは表記として怪しすぎるし、日本語ドイツ語っぽく、「ゲルリッツ」なんてのもいいかもしれないけど、それだと「オーデル川」並に通用しなさそうなので、ま、簡単にゲーリッツと書いてしまおう。
みんな、ドイツに来たら、恥ずかしがらずに「ギュェァリッツ」って言うんだよ(笑)。

さて、そもそも、ゲーリッツってどこでしょう。
ゲーリッツはナイセ川に面した、国境の街です。川向こうはポーランド。・・・となると、ブランデンブルク州の予備知識が頭に入ってる人なら、大体どの辺か想像がつくでしょう。ブランデンブルク州の東の隅っこを、川に沿ってずーっと南に行って、ザクセン州に入って、そのまま行ったところにあります。「へ?」という人はこの地図を参照。

ベルリンから電車で行くとなると、一番簡単なのは、コトブス経由で南下していく方法です。ちなみに、コトブスからはこんな電車で行きます。
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ドイツ鉄道と提携してる私鉄のConnexの一路線、「LausitzBahn」というので、その名のとおり、コトブスから南の地域、つまりブランデンブルク州の「ニーダーラオズィッツ」と、ザクセン州の「オーバーラオズィッツ」の両方のエリアで走っている路線です。ドレスデンやライプツィッヒにも乗り入れています。
ラオズィッツと言えば、ソルブ人と炭鉱の、あの地域ですが、電車に乗っている限りはその両方の気配は感じられませんでした(笑)。

さて、ゲーリッツの街を見てみましょう。
駅を出ると、旧市街地に向かう道がどんと伸びているんですが、そこの雰囲気がちょっとおもしろい。道沿いには、修復すればすごくきれいになりそうな建物ならんでいるんだけれど、そのかなりが空き家なのです。よく見ると、昔はホテルとか、レストランとかだったみたいで、日本の「シャッター通り」とはちょっと違うけれど、妙にしんとしています。

しばらく行くと、だんだんちゃんと開いている店が増えてきて、旧市街地に入ると、よく手入れされた建物が立ち並ぶ、石畳のきれいな街だという印象を受けます。
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人の行き来が多い広場にはこんな塔があって、時間になると、キンコンカンコン、鐘が鳴ります。この塔のある辺は、ほかの建物もとてもきれいで、「DDRっぽさ」というのは感じられません。
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中心地の広場にいたっては、なんだか「ロマンチック」に、きれいです。綺麗な建物は、最近つくったわけではなく、昔からあるものを丁寧に修復したかんじで、わざとらしさもありません。街の中に教会などの古い建物もたくさんあって、「DDR時代、いったいどういう街だったんだろう?」と思ってしまうほど、美しい町並みが続く街です。

次回は国境を渡ります。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-03-07 00:55 | 国境の街

バート・ムスカウ (Bad Muskau)

さあ、ポーランドのマーケットを後にして、ドイツに帰りましょう!
来た方向とは逆(つまり南)には、ザクセン州の街、バート・ムスカウ(Bad Muskau)の国境があります。今日は、このバート・ムスカウという街がテーマです。

DDRの初めのころは、バート・ムスカウはザクセンの地区に属していましたが、その後の地区編成で、東西ドイツ統一後に大部分がブランデンブルク州南部になった地区の一部になります。東西ドイツ統一の後、再びザクセン州の一部になり、今に至っています。
ザクセンでもブランデンブルクでもどっちでもいいじゃん・・・って、ま、そうなんですけれど(笑)、歴史的にザクセンはザクセン王国で、ブランデンブルクはプロイセン王国だったことを考えたりすると、どっちにつくかというのは、街のアイデンティティーに関わることなんですよね。

ブランデンブルクなのかザクセンなのかというレベルで、もうすでにコウモリ状態のバート・ムスカウ。
州境の街バートムスカウは、第二次世界大戦後、同時に国境の街にもなりました。
「オーダー・ナイセ線」というのは、第二次世界大戦後に出来た境界線ですから、それまで川を越えて広がっていた街は分断されました。
東側が全てポーランド国境のブランデンブルク州にも、街の一部がポーランドになってしまったところがいくつかあります。それは・・・えへ、いつもながらですが、本にミッチリ書いたのでそっちを読んでください(^^)

州境と国境の街、バート・ムスカウ・・・。
この街にはユネスコの世界遺産になっている大きな公園、「ムスカウ公園(Muskauer Park)」があります。
この公園をつくったのは、Fürst Pückler(ピュックラー侯爵)として知られる、Fürst Hermann von Pückler-Muskau (1785–1871)という人です。

「あ、ピュックラーってなんか聞いたことある」というあなたは、きっとドイツに住んでいる甘党でしょう(笑)。そう、あのアイスクリームの人!
バニラ味と、イチゴ味と、チョコ味の三色アイスのことを「ピュックラー(風)アイスクリーム」といいます。これがドイツ中で通用する名称なのか知らないんですけれど、ベルリンのスーパーでは「ピュックラー風」と銘打ったアイスが売られています。
この「ピュックラーアイス」はピュックラー侯爵の発明したものではないそうなんですが(←え~?!)、とにかく、三色アイスで有名なこの人、庭を造ったり、小説を書いたり、冒険をしたりと、波乱万丈な人生を送りました。

話が逸れましたが、このムスカウ公園、スゴイのはユネスコだけではありません。
なんと・・・
公園の中に国境があるんです!
この公園が作られたころは、中を流れている川が国境になるなんて、誰も考えなかったことでしょう。ピュックラー侯爵が作った公園、バッサリと川で分断されてしまいました。


ではさっそく、公園の中の国境に行きますよ!

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あ、向こうに警察の車が見える・・・ドキドキ。

a0104785_5152693.jpg

国境の橋のたもとには、ドイツの警察のおじさんと、ポーランドの警察のお兄さんがいました。橋を渡る人はここで身分証をチェックされます。でも、そんなのはかなりいい加減。ドイツ人のゾヤ君の場合は見えたか見えないか、くらいで「あー、はいはい、いいですよ」。私の場合はパスポートをチェックされたけど、その場でパラパラめくって、ちょっと雑談して終わり。

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右がポーランド、左がドイツの警官。この2人、とてもフレンドリーでした。国境のピリピリした雰囲気なんて微塵もなくて、すっかり観光客慣れしている感じでした。私達の写真も撮ってくれたし、写真も撮らせてくれたし。この黒・赤・黄色の縞模様の杭がドイツ国境の目印です。

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はい、これが橋の下のナイセ川。
え・・・お、小川?これが国境??いくらなんでもこれは・・・。国境の手前の橋の下に、もう少し広い川があって、こっちは狭い方なんだけれど、こんな川がオフィシャルな国境です。

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橋はこんな感じ。これはポーランド側からドイツ側を見ています。

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ポーランド側の川岸には、ドイツ側のように、国境の目印が立っています。ポーランドの国旗は上半分が白、下半分が赤なんですよ。向こうで看板を見ているのはドイツ人観光客です。

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左がポーランド、真ん中にナイセ川、右がドイツです。
両国の国境の目印の杭が立っているのが見えますか?ドイツとポーランド、こんなに近い国だったんですね。

キョロキョロ見渡して、写真を撮って、国境を渡って5分もしないうちに、またドイツに戻ってきました(^^)

今ではこんなに気楽に渡れる国境ですが、かつては立ち入り禁止でした。ムスカウ公園もDDR時代にあまり手が加えられず、東西ドイツ統一の後に修復がされました。この公園内には、お城もあるのですが、私達が訪れた時は修復の真っ最中。
今度来るときは、お城にも入れるのかな。ひょっとしたら、もう国境の前の警察官はいくなっているのかな・・・そんなことを思いながら、ムスカウ公園を後にしました。

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by KIKI-Brandenburg | 2007-08-23 06:30 | 自然保護区/公園