ブランデンブルク州、旧東ドイツ、ベルリンを楽しもう
by KIKI-Brandenburg
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   ★KIKIの自己紹介★
岐阜県生まれ、岐阜県育ち。
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。同大学在籍中、交換留学生としてベルリン・フンボルト大学へ留学。
立教大学卒業後、フンボルト大学に正規学生として入学し、ヨーロッパ民俗学とジェンダー学を専攻。
2007年9月下旬に著書「がんばれ、ブランデンブルク州!」を出版。アマゾンなどネットの本屋さんでも買えます。「がんばれ、ブランデンブルク州!」で検索してください。ベルリンではDDR博物館でも売っています。興味のある方は私に直接問い合わせてくださっても結構です。

2008年8月の終わりに娘が産まれました!育児ネタもちょくちょくあります。

ドイツ語のプライベートレッスンをしています。興味のある人はここか、直接こっち(別ブログ)に飛んでください。

      ★お願い★
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ブランデンブルク州の観光情報(州の公式観光案内)

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Werner Tübke

いっておきますが、私は芸術には詳しくない人です。
はい。そう前置きをしてから話を始めますよ。

今日、7月30日はDDRの有名な画家、Werner Tübkeの80回目の誕生日です。
Werner Tübkeは1929年にザクセン=アンハルト州の首都マグデブルクの近くの出身で、2004年にライプツィッヒで亡くなりました。80歳の誕生日というのは、もちろん、「生きていたら」ということですね。

Werner Tübkeはかなり有名な画家です。
ほら、だって、私ですら知っている人ですよ!
「DDRで活躍した画家を挙げなさい」と言われたら、私、「えーっと、てゅぷけ・・・と・・・」くらいしか答えられません。自分の無知をさらけ出すのもなんですが、DDRで活躍した画家の中では一番有名だと思います。

a0104785_111999.jpg
写真はLausitzer Rundschauより。
こんな人です。後ろの絵は、彼の作品の中で最も有名なBauernkriegspanorama でしょうか?16世紀のドイツ農民戦争を描いた、44メートルもの長い作品です。テューリンゲン州の Bad Frankenhausen というところにあるそうです。
ベルリンのナショナルギャラリー(新しいほう)にもテュプケの作品があるはずです。以前見て、あまりの細かさと、シュールなタッチにグッと来た(?)のを覚えています。「ウォーリーを探せ!」(←なつかしいねっ)が好きな人はきっと気に入ると思います。

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by KIKI-Brandenburg | 2009-07-31 01:29 | DDRを知ろう

ブランデンブルク協奏曲

少し前にフィルハーモニーのランチコンサートに行って「やっぱりクラシックを生で聴くっていいな」と思った私。この日曜日の夜にさっそくちゃんとしたコンサートに行ってきました。偶然にも

ブランデンブルク協奏曲

をやるということで、ランチコンサートのあとでチケットを買っちゃったんです。

ブランデンブルクと聞いて、まずブランデンブルク協奏曲を連想するのは、私の母だけではないはず。私はあの、「タン、タン、タン、タン、ティラリラリラリラ♪(←知ってる人はきっと分かる)」っていう、あれしか思い浮かばない、ましてや1番から6番まであるこの作品を通して聴いたことなんかない人だったので、この機会に、一度ちゃんとした演奏を聴いてみるのもいいだろうと思ったんです。

そもそも、バッハ、嫌いではないしね。現代音楽の不協和音聞いてて気分悪くなってくるくらいだから、むしろバロック音楽の、あのキッチリと整ったメロディーというのは時々無性に聴きたくなります。

今回の演目は

Sinfonia aus der Kantate »Am Abend aber desselbigen Sabbats« BWV 42
Brandenburgisches Konzert Nr. 2 F-Dur BWV 1047
Konzert für zwei Violinen, Streicher und Basso continuo d-Moll BWV 1043
Brandenburgisches Konzert Nr. 3 G-Dur BWV 1048
Brandenburgisches Konzert Nr. 4 G-Dur BWV 1049
Brandenburgisches Konzert Nr. 6 B-Dur BWV 1051

「え、5番やんないの!」って思いません?そう、あの「タン、タン、タン、タン、ティラリラリラリラ♪」は5番なんです。

「なんで私が唯一知ってるとこを飛ばすかな~?どうせなら1から6まで通してやればいいのに・・・」って思ったんですけれど、別に私のために演奏してもらうわけでもないし、知らない曲を聴くのもいいか・・・ということで、ちょっと前からバッハな夜を楽しみにしていました。チケットはネットで頼んで10ユーロ。なんと最前列(^^)。

a0104785_23321276.jpgどうしてこのバッハの作品がブランデンブルク協奏曲というかというと、
ブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスティアン・ルートヴィッヒ(Markgrafen Christian Ludwig von Brandenburg-Schwedt 1677-1734)(←この人。写真はヴィキペディアより。)
に献呈されたからだそうです。
ブランデンブルクマニアな私でも「え、誰、それ?」と思いました。調べてみると、このクリスティアン・ルートヴィッヒというのは大選帝侯の9番目の息子、つまり、フリードリヒ一世(プロイセン初代国王)の弟です。

この曲を正式にブランデンブルク協奏曲と呼ぶようになったのは19世紀になってからだとか。
ラッキーだな、ブランデンブルク州!
バッハといえば、現在のテューリンゲン州の方が馴染みが深いし、この曲を作った当時は、現在のザクセン=アンハルト州で仕事してたのに、19世紀に曲の名前を付け替えられたおかげで、すっかりブランデンブルク州のテーマソングみたいになっちゃって(^^;)。
だって、「テューリンゲン協奏曲」とか「ザクセン協奏曲」ってないでしょう(←知らないだけかもしれない)。ありがとう、バッハ。あなたほど旧東ドイツの端っこの州のイメージアップに貢献してくれた人はいないよ(笑)。

さて、肝心のコンサートですけれど、一言で言うと

気持ちよかった。

バロック音楽ってぼーっと聞いていると眠くなっちゃいそうだけれど、生で聴くとなんてドラマチックなんだろうと思いました。特に、今回は最前列で聴いていたので、視覚でも楽しめました。
それぞれ、3楽章からなる曲で、一曲の中でも雰囲気がずいぶん違いますが、印象に残っている部分の感想をまとめておきます。

ブランデンブルク協奏曲の2番はトランペットが活躍します。トランペットといっても、小ぶりですごく高い音が出ます。まるで鳥が鳴くみたいに、高い、高い、トランペットの音が響きます。それと対照的なのが、となりでピロピロと転がるような音をたてるリコーダー。トランペットがコウノトリなら、リコーダーがスズメくらい。2羽の全然違う鳥が楽しそうに歌います。

3番はチェロが3つもあって、深くて豊かな感じの響きがきれいでした。私がイメージしたのは広がる大地です。小麦畑、トウモロコシ畑、菜の花畑、豊かな実りの大地。その上に広がる大空には雲が流れ、時々曇ったり、雨が降ったり、また晴れたりします。

4番は2つのリコーダーが印象的でした。スズメというより、鳩みたい。ぽっぽっぽって、なんだか平和な感じ。バイオリンよりビオラが活躍します。日向ぼっこして、ぽかぽかして、あぁ、気持ちいいなという雰囲気です。

6番はバイオリン以外の弦楽器で演奏します。全体に音が低いんだけど、それが暗くなくて、落ち着いた感じでいいと思いました。今回聴いた中で、現代のブランデンブルク州のイメージに1番近かったのはこの6番かな。重工業や炭鉱の重さ、松林の色、建物のくすみ具合。そういうものが、低い弦楽器の音から連想されたからです。

300年近く昔にこの曲を作ったバッハも、それを受け取った辺境伯も、この曲が「ブランデンブルクのテーマ」になるとは思っていなかったでしょうね。そして、バッハはともかく、そう華やかとはいえない(であろう)人生を送った辺境伯が、「ブランデンブルク協奏曲のあの人」として歴史に名を残したのも面白い話だと思います。
機会があればぜひ全部通して聴いてみたいです。

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by KIKI-Brandenburg | 2008-02-14 00:12 | ベルリン生活

ランチコンサートに行きました

突然ですが、生活ネタです。

今日、フィルハーモニーのランチコンサートに行ってきました。
ランチコンサートってのはね・・・というのは、友達のまさとさんがブログ「ベルリン中央駅」でちゃんと取り上げてくれているので、そっちを見てもらうことにして・・・って、やっぱり説明しようかな。

a0104785_3192191.jpg写真はドイツ語のウィキペディアより。
フィルハーモニーってのは、ベルリンフィルのこと。コンサートホールは観光地として有名なポツダム広場にあります。黄色い、蜂の巣を連想させる私は個人的にはあんまり美しくないと思ってる外観をしていて、どうでもいいんですけれど、正面玄関より裏の出入り口のほうが見つけやすいです。
このコンサートホールでは、ベルリンフィル以外にも世界的に有名な音楽家が演奏をするし、そうかと思うとアマチュアのコンサートもやっていたりして、クラシックの好きな人ならサイコーに面白いところだと思います。

私も、何度かフィルハーモニーで演奏を聴く機会があったんですけれど、入り浸っていない理由は、まず音楽にはそんなに詳しくないということと、「今日の夜、なんかやってないかなー」なんていう感じではとてもチケットが手に入らないからです。
素晴らしい演奏が生で、それも日本より安い値段で堪能できるんだから、もうちょっと頻繁に行ってもいいよな、なんて思いつつ、なかなか「その気」にならないんですよね。

でも!そんな面倒くさがりでも楽しめるプログラムがあるんです。それがランチコンサート。なんと、タダです。毎週(なのかな?)火曜日の13:00から、一時間弱、コンサートホールの、階段などがある広い場所で行われていて、ふら~っと行って、その辺に適当に座ったり、立ったままで生の演奏を聴けます。

すごいねぇ、ベルリンって。お金ないのに、こういう太っ腹なことをしてくれる。

そういうコンサートがあることは知っていたし、ぜひ行きたいと思っていたんだけれど、火曜の午後って、私、大学の授業が入ってるんです。今日は空いていたので、ようやく、私も念願のランチコンサートデビューをしてきました(^^)

今日の曲目は

シューベルト:Quartettsatz c-Moll D 703
ドビッシー:Streichquartett g-Moll op. 10


両方とも日本語でなんていう曲なのか知らないです。Quartettは「カルテット」で四重奏、Streichquartettは弦楽四重奏だと思うんですけれど。

a0104785_3575633.jpgさて、実際に行ってみるとすっごい人でした。1000人くらいいたんじゃないかな。いくつもある階段にも、もう人が座りきれないほどたくさんいて、私は何とか空いていた、演奏者のちょうど上のへんで立って、途中からは床にそのまま座って聴きました。
演奏する人たちがちゃんとお給料もらってるのか知らないですけれど(笑)、こんなたくさんの人の前で演奏するのは、たとえランチコンサートであっても、うれしいことなんじゃないでしょうか。
そういえば、チェロ(Violoncello)を弾いていたのはMarumo Sasakiさんという、どうやら日本人っぽい女性でした。

どちらの曲も初めて聴くものだったので、演奏そのものが良かったのかどうかは判断できないんですけれど、生演奏が聴けたのがまず単純にうれしかったです。
シューベルトの方はなんてことなーく聴いてしまって、今になってどうコメントすればいいのか分からないんですけれど(^^;)、ドビッシーの方は私にとって新鮮でした。

私、誰がなんと言おうとショパンが好きなロマン派で、よほど耳がコンザバなのか、現代音楽の不協和音が耐えられない人なんですよ、実は。
ドビッシーか・・・ちょっと最近すぎるかなーなんて思っていて、たしかに現代っぽいといえばそうともいえなくない、なんというか、口ずさみにくい感じ(笑)の曲だったんですけれど、聴いていて、ふっと光景が浮かんだんですよね。

1楽章と2楽章はベルリンの雑多な道をフラフラ歩いていている感じ。きょろきょろしながら歩いて、ふっと目をやったり、通り際にいろんな匂いがしたり、突拍子も無く、いろんな情報が五感を通して飛び込んでくるような、そんな錯覚に陥りました。

それで、しみじみ良かったのが3楽章で、これがねー、もう、私は
「オーダー川のテーマ」にしたいくらい、あの鬱々と流れる川のイメージにぴったりなんですよ!あ、そんなに笑わないで。うん、全然関係ないですけどね、オーダー川。
3楽章の本当のタイトルはAndantino, doucement expressifで、多分なにかしら「ゆっくり」なんだろう、くらいしか私は分からないんですけれど、オーダー川じゃないにしろ、絶対、川でした。誰もいないオーダー川の岸辺で、しんみりと湿地帯を見たときの気分になったんです。

ドビッシーでオーダー川ですかい・・・ですが、ランチコンサート、いい経験になりました。
来週も、再来週もやっているようですから、時間の都合の付く人はぜひどうぞ!

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by KIKI-Brandenburg | 2008-01-30 04:53 | ベルリン生活

中心地の壁画

前回取り上げた、映画「アイゼンツァイト」は、DDR時代と、東西ドイツ統一後のアイゼンヒュッテンシュタットをめぐる人々をとりあげているわけですが、この街だから若者がグレたとか、自殺したとか、そんなことはないですよ、一応言っておきますけど(^^;)

アイゼンヒュッテンシュタットの歴史や東西統一後の試練などについては本にミッチリ書いたのでそっちを読んでもらうとして、本に載せられなかった写真を中心にアップしていきますね。

まず、アイゼンヒュッテンシュタットの中心地について。

駅からどかーんとまっすぐに延びた道(Beeskower Straße)を延々と行くと中心地にたどり着きます。あ、程よいところで左折してくださいね、そうでないと道の名前通り、ベースコウという街まで行っちゃうことになりますから(笑)。
「中心地こっち→」とかそんな気のきいた看板はありません。初めて行ったとき、わたしは思いっきり迷いました。

まぁ、製鉄所がメインの街の中心地ですからね、そんなに派手ではありません。なにをもって「中心地」と呼ぶかというのは微妙なところですが、私の経験からすると
インフォメーションがあるのが中心地
というのがブランデンブルク州の田舎町のお約束です。
それで、そのインフォまでたどり着くのが至難の業だったりするんですけど、まぁ、そのプロセスを楽しむのがDo it yourselfメンタリティーに則った旅のおもしろさということにしましょう。

ということで、インフォのある中心地はこんな感じ。

a0104785_23161935.jpg

そこ、「え~」とか言わないの!これが中心地なの!!
ほら、中心地らしく噴水があって、市民の憩いの場になってるでしょう。
おばあちゃんと孫が楽しそうではありませんか。
四角い窓がならんだ、なんともDDRチックな建物も、ここではちゃんときれいに改装されています。

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木陰で柄の悪そうな若者が駄弁っています。
向こうに見える青色の看板には「EKO Stahl(Stahlは「鋼」)」の文字が。
そして、気になる、というかぜひ気にして欲しいのは壁画。

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おぉ、すごい。最高にDDRチックな壁画です。
DDRの壁画って、独特の骨太な雰囲気や色彩もそうですけれど、やっぱり労働者がメインになっていることや、平和とか繁栄を描いていることなどが特徴的です。
鳩の頭の上に国旗があるの、見えますか?DDRの国旗の左にポーランド国旗、その上にソ連国旗が描かれています。この位置と順序がまぁなんとも「マジ」ですね。

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この壁画は1975年にDDRの切手のデザインにもなっています。

この壁画がいつ、誰によってどういう経緯で作られたのかはわかりませんが、こんなにきれいに残っているというのは嬉しいですね。
この壁画を描かせた国もイデオロギーももうないけれど、街の中心地で、存在感を放っているこの壁画。アイゼンヒュッテンシュタットに行く機会があったらぜひ生で見てください。

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by KIKI-Brandenburg | 2007-10-11 23:33 | DDRを感じる街

ミュンヘン(3):罪 (Die Sünde)

ミュンヘンに来て3週間。メッセも終わり、後片付けの期間はそんなに忙しくないので、今日は一日お休みをいただきました。でも、今日は日曜日―ドイツでは日曜日はレストランやカフェ以外の店は閉まっていることが普通で、ミュンヘンも例外ではありません。

昨日くらいからオクトーバーフェストが始まったそうですが(この書き方ですでに分かるように)、ビールもドンチャン騒ぎも人ごみもバイエルンも嫌いな私にとっては全くどうでもいいことです。

ということで、買い物でもオクトーバーフェストでもない観光で一日過ごすことにしました。

さて、どこに行こう・・・。

8年前に一ヶ月間ミュンヘンに滞在した時に、市内や近郊の観光は一通りしたはずですが、実はあんまり覚えていないんですよね(^^;)
王宮なども絶対訪れているはずなのに、覚えていないのは、きっとその後にいろんなヨーロッパのお城や美術品を見たせいで、感動が「上書き」されてしまったからでしょう。

ブランデンブルク州メンタリティーに則って、ミュンヘンの郊外に行きたくなりましたが、今日は遠出している時間がありません。

そうだ、あの絵に会いに行こう。

8年前に初めて見て、記憶にこびり付いている、あの絵。
ノイエ・ピナコテーク (Neue Pinakothek) という、近代絵画を集めた美術館にあるその絵、Franz von Stuck (1863-1928) という画家の作品、その名も

罪 (Die Sünde)

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8年前、この絵の前で私は凍ってしまいました。
何の予備知識もないまま、初めて見たその絵。ぎょっとしたというか、怖かったというか、どうしようもなく美しかったというか・・・。
とにかくすごいインパクトでした。噛み付かれた。
美術館などで気に入った作品の絵はがきなんかを買うことはよくあるんですが、この「罪」の絵はがきは買いませんでした。買えなかったんです。買ってはいけないような気がしたんです。

あれから8年。
大人になった(笑)私は、もう一度あの絵が見たくなりました。

私は芸術に詳しいわけではないのですが、この絵のテーマが何であるかは、ジェンダー学をやっていればわかります(^^)。
ファム・ファタルというやつです。男を破滅させる妖艶な女。女にまとわりついている蛇は誘惑や堕落の象徴です。暗がりの中で浮かび上がる白い肌。「セクシー」なんていう言葉は似合わない、こっちを見据える目。暗闇と蛇と一体化したこの女。男のコントロールを失わせる魔性の女です。

誘っているのに媚びていない、このまっすぐな視線がすごい。
この女、笑っていません。
全裸でもなく、きれいな服を着ているわけでもない。

凄まじい絵だと思います。

今日、8年ぶりに見てクラクラしました。
そして、今回は大きなポスターを買いました!(笑)

ノイエ・ピナコテークには、他にもゴッホやルノアールやモネといった、もうちょっと一般ウケしそうな有名画家の作品もあり、2時間くらいあれば見て回れるので、ミュンヘンの観光にはオススメですよ。

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by KIKI-Brandenburg | 2007-09-24 06:19 | ミュンヘン